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【今週のマストチューン】STARCRAWLER、KIM GORDON、TOCCHI〜10月第2週〜

 トレンド最前線を行く者、音楽も最前線を聴け——毎週金曜日、最新アルバム・EPの中からFASHIONSANP.COMが独自の視点でピックアップする音楽連載「今週のマストチューン」。ジャンルを問わず、今注目したい3タイトルを紹介します。10月第2週は、伝説的バンド ソニック・ユース(Sonic Youth)のキム・ゴードン(KIM GORDON)のキャリア初となるソロアルバム「No Home Record」、12月に来日公演も決定しているスタークローラー(STARCRAWLER)の新作「Devour You」、ヒップホップクルー「604」のメンバーTOCCHIによる待望の1st EP「Swings」をセレクト。

カリスマ的女性アイコン キム・ゴードンのソロアルバム

 90年代に登場し、グランジの代表格として今日に至るまでカルト的な人気を誇るオルタナティヴ・バンド ソニック・ユースのベーシストとして"グランジのゴッドマザー"とも称されるキム・ゴードンが、40年近くにわたる彼女の音楽キャリア史上初となるソロ名義でのアルバム「No Home Record」をついにリリース。シャンタル・アケルマン監督の映画のタイトルから名付けられた今作には、文化的批評や暴露、ユーモアを融合した独特な作詞能力や衰えることのない挑戦的な音作りが詰まっています。キムの再帰であり、出発でもある一枚。

進化したスタークローラーの音に注目

 ロサンゼルスを拠点とする愛すべきバンド スタークローラー。待望の2ndアルバムは1stアルバムの荒々しさはそのままに、よりパワフルになりつつも優雅な音作りへと進化を遂げています。精巧で緻密かつハードに打ち付ける音のバリエーションを持つ本作は、生々しい感受性と抑圧しようのない力を発する、選りすぐりの曲が収録された作品。MVが先行公開されていた「No More Pennies」はアルバムを象徴するような一曲で、カントリー色を帯び、より繊細で大人になったスタークローラーが初めて披露されています。

札幌出身の最注目ラッパーTOCCHIのよる1st EP

 2017年に公開したMV「これだけで十分なのに」がリスナーの支持を得てロングヒットを記録。近年では韻シストのフロントマン BASIの6thアルバム「切愛」に客演と自身のビートメイカーチームCraftbeatzでプロデュース参加し、自身が所属する604のプロジェクト「猫盤」でプロデュースのみならずラップも披露するなど、ソロリリースを切望されていたTOCCHIによる1st EPがついに完成しました。客演には唾奇、HANG、RAITAMENが参加。メロウで心地良いサウンドに、つい体を揺らしたくなる一枚です。

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