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【今週のマストチューン】black midi、Mustafa、NEHANN〜5月第5週〜

 トレンド最前線を行く者、音楽も最前線を聴け——毎週金曜日、最新アルバム・EPの中からFASHIONSNAP.COMが独自の視点でピックアップする音楽連載「今週のマストチューン」。ジャンルを問わず、今注目したい3タイトルを紹介します。5月最後の週は、前作で世界各国で大ヒットを記録したブラック・ミディ(black midi)の2ndアルバム「Cavalcade」、注目の新人ムスタファ(Mustafa)による初のアルバム「When Smoke Rises」、東京を中心に活動する5人組ポストパンクバンド ネハン(NEHANN)の1stアルバム「New Metropolis」をセレクト。

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ブラック・ミディはさらなる高みへ、2ndアルバムリリース

 デビューアルバムが世界各国で大ヒットを記録しマーキュリー・プライズにもノミネートされるなど、一気にUKロックシーンの最前線へと躍り出した次世代のカリスマ ブラック・ミディが待望の2ndアルバムをリリースしました。2019年の秋には原型ができていたと言いますが、そこで完成させることなく一度従来のジャムセッション型の作曲方法から離れることを決断。ツアーメンバーであったサックス奏者カイディ・アキンニビとキーボード奏者のセス・エヴァンスをレコーディングメンバーに加え、バンドの表現を増幅させることでより複雑な作品へと昇華させました。特に「Discipline」期のキング・クリムゾンをも彷彿とさせる「John L」は必聴です。

ドレイクも注目、大型新人ムスタファが初のアルバムリリース

 トロントのリージェント・パークで荒れた思春期を送り、詩人としてそのキャリアをスタートさせたムスタファ。アフリカや地元の貧困をテーマにした詩で注目を集め、ポエトリーリーディングやドキュメンタリー制作活動を行うも、友人たちの不運な死をきっかけに都市のコミュニティに住む若い黒人たちの語られざる非情な人生を伝えるためにシンガーソングライターに転身。ドレイクにその才能をフックアップされ、待望の1stアルバムではジェイムス・ブレイクやジェイミーxx、サンファなどの大物アーティストが参加し、新人にしては異例の顔ぶれが実現しました。プロデュースはトラヴィス・スコットやドレイクらのプロデュースを手掛け、グラミー賞にもノミネートされたフランク・ドゥークスが手掛けています。

唯一無二の世界観、ネハンが1stアルバムを発表

 今東京で密かに注目を集めているサイバーパンクシーンに新たなバンドが登場。2019年2月結成、東京を中心に活動する5人組ポストパンクバンド ネハンはダークな色気を纏いながらもネガティブを打ち砕くような力強いサウンドが特徴です。1stアルバム「New Metropolis」は、新型コロナウィルスの影響によりリアルなディストピア感に覆われ、個人が分断されてしまった世界で生きる20代の思いを代弁するメッセージ作品。ヴィジュアルやアートワークも含め唯一無二の世界観を作り出しており、音楽のみならずファッションやアートなど多方面から注目したいアーティストです。

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