Image by: Katsutoshi Morimoto(FASHIONSNAP)

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世界中で走る人が増えている中で、ランナーたちは街から山へとそのフィールドを広げています。「サロモン(SALOMON)」が協賛するトレランレースには特におしゃれなランナーがたくさんいるという噂を聞きつけ、編集部が向かったのは7月19日に開催された「The 4100D マウンテントレイル in 野沢温泉」。初心者から玄人まで、多種多様なランナーが集まった長野・野沢温泉村の1日の様子とともに、会場で見つけた彼らのスタイルスナップをお届けします。
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東京から北陸新幹線で2時間弱、その後バスに乗り継ぎ、緩やかな山道を揺られること30分。緑に囲まれた毛無山の麓に、野沢温泉村はあります。冬はスノースポーツの聖地としてにぎわいますが、夏の野沢は避暑地と呼ぶにはやや暑さが厳しい。でも、のどかでゆったりとした時間が流れています。

今回訪れた大会は、子どもやファミリー向けの7kmから、14km、37km、そして最長65kmまでの計4つのコースを用意しており、レベルを問わず挑戦できる門戸の広さが魅力です。また、37kmの部門は、今年から日本最高峰のトレイルランニング・シリーズ戦(TRGP)に組み込まれ、賞金もかかるレースとなったことで、上田瑠偉選手や吉住友里選手といった日本を代表するトレイルランナーも出場していました。
朝市とともに始まる1日

野沢温泉村では、夏季は毎週日曜日に朝市が行われます。地元の人々が集まり、名産品やパン、コーヒー、アイスクリームなどが並び、歩いているだけでも楽しめます。この日は大会の出走を控えたランナーたちや、朝から外湯めぐりを楽しむ観光客、さらに犬の散歩をする地元の人々で特別な賑わいを見せていました。




そんな中、朝7時に出走となった65km部門のランナーたちが、続々と温泉街に姿を見せます。朝市を楽しむ街の人々のすぐそばを、色鮮やかなギアを身にまとったランナーたちが駆け抜ける。この日常と非日常の交差こそ、野沢ならではの大きな魅力だと感じました。

65kmで優勝を果たした甲斐大貴選手は、序盤からトップ集団で快走を見せていました。
3つの山を超えるタフなコース、17時間の制限時間が設けられている65km部門。野沢温泉村で最も有名な共同浴場「大湯」の正面にある急坂を、ものすごいスピードで駆け降りていくトップランナーたちの姿に、寝起きのまま朝市を楽しんでいた筆者も一気に目が覚めます。


奥にそびえるのは、野沢温泉村のシンボル「大湯」
走りを支える一級品のギアの数々、出走前のランナーをスナップ

トップランナーの走りに刺激をもらったら、いざメイン会場へ。スタート/ゴール地点となるオリンピックスポーツパークのメイングラウンドに向かうと、会場内には、サロモンをはじめとした最先端のトレランブランドのブースが立ち並び、お祭りのような活気に満ちていました。

サロモンブースでは、シューズの試し履きやオリジナルのチャーム作りなどのコンテンツを用意していました。


時刻は、朝の9時前。出走を直前に控えた37km&14kmの選手たちが集まってくるグラウンドを散策しながら、会場で見つけたランナーたちをハントすることに。
一般的なマラソン大会が身軽なのに対し、トレランは出走時の装備品の多さが特徴です。37km&14kmの部では、500ml以上の飲料などが必携装備で、雨具、熊よけの鈴、エネルギー補給のための行動食、エマージェンシーブランケットなどが推奨装備となっていました(65kmの部では以上全てが必携装備)。装備を持ち運ぶために必然的にパック(ザック)が必要となり、機能性とデザイン性を両立したギア選びに各々の個性が光ります。








今っぽい空気感をまとった3人は、「ビームス(BEAMS)」スタッフ。トレランデビュー戦となる14kmのスタート前にキャッチしました。ミラノ発のインディペンデントマガジン「メンタルアスレチック(Mental Athletic)」とサロモンのコラボアイテムや、パリ発の気鋭ランニングブランド「サティスファイ(SATISFY)」といった、今のランニングカルチャーを象徴する高感度なセレクトが際立ちます。




37kmのスタート前、出走直前のモデルの星南さんをキャッチ。「ホカ(HOKA)」のザックは、山登りの相棒であるポールを携帯しやすい仕様です。




同じく37kmに挑むインフルエンサーの藤村美杏さん。自身がアンバサダーを務める「オン(On)」の高機能アイテムに、テキサスのランニング専門店「ザ・ループ ランニング サプライ(The Loop Running Supply)」のキャップを取り入れた、センスの光るセレクトです。




パステルトーンの華やかな色使いが目を引いた女性。「パーゴワークス(PAAGO WORKS)」の人気ザックに、アニメ「カードキャプターさくら」の缶バッジやうさぎのピアスを添えた、遊び心あふれるスタイリングです。







首元に巻いたスカーフ使いが印象的な3人組は、「エミ(emmi)」チーム。「サロモン(Salomon)」のフットウェアにハイソックスを合わせた、ストリートのトレンド感漂うモダンなスタイルが素敵です。




全身のリンクコーデで14km部門に挑戦する2人。洗練されたモノトーンの中に、ブルーのテーピングが鮮やかなアクセントとして機能しています。
スナップを終えた後は、筆者も実際に14kmのコースに出走しました。初めてのトレランレースで感じたのは、山という非日常空間だからこそ見える景色の美しさ。アップダウンの厳しい山道も、上りきれば新たな絶景が広がり、下り坂を駆け降りた先の田園風景にはホッとするような安心感があるなど、普段の生活とは異なる領域を走るからこそ気づけることがたくさんありました。そんな場所だからこそ、前後を行くランナー同士で自然と会話が生まれたり、異なる部門の参加者同士がお互いに「ファイト」「ナイスラン」と声を掛け合ったりする姿が印象的でした。


近年、街着のトレンドやフェスファッションとしても注目されているトレランギアですが、それは山の過酷な環境でも信頼できる機能性があってこそ。野沢温泉という歴史ある名湯の地に集まったランナーたちは、健康的で、みんな美しく輝いていました。興味を持った方は、ぜひ一度トレランにチャレンジを。初心者は、まずはショップやブランドが開催しているトレラン練習会で、山のルールや装備を学ぶのがおすすめです。

photography: Katsutoshi Morimoto(FASHIONSNAP)
最終更新日:
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