Culture スニーカートップセラーに聞く

【スニーカートップセラーに聞く】今年のベスト&最多着用は?これからのシューズ事情も -Styles 齋藤正希-

 毎週のように注目アイテムが発売された2018年、日本を代表するスニーカーショップのキーマンが選ぶ今年のベストスニーカーは?そしてダッドスニーカーの次にくるトレンドは何か。第3弾は、オーセンティック スポーツ ファッションをベースにスニーカーを中心としたトータルコーディネートを提案する「スタイルス(Styles)」のマネージャー兼シューズバイヤー 齋藤正希。

■Styles
世界基準で展開するスポーツブランドから国内ブランドまで、スタイルスが考える"AUTHENTIC SPORTS FASHION"(オーセンティック スポーツ ファッション)の視点でセレクトしたスポーツファッションを提案するショップ。ファッション性・機能性に優れ 、上品でスポーティーな大人のスポーツミックス・ライフスタイルを追求している。Styles独自の観点をデザインに落としこんだオリジナルアイテムや、各ブランドとのコラボレーションアイテム等も展開。

■齋藤正希
1976年7月生まれ。東京都出身。代官山・六本木のセレクトショップ「Styles(スタイルス)」のマネージャー兼シューズバイヤー。

今年のベストスニーカー

FASHIONSNAP.COM(以下、F):毎年何足スニーカーを購入していますか?

齋藤正希(以下、齋藤):今年1年で20足ぐらいですかね。去年もそれぐらいでした。

F:どういうスニーカーが多かったですか?

齋藤:多色も好きなんですけど、自分の持っているワードローブに合うかということを重要視しているので、気づいたら単色を買っていることが多いですね。

F:その中で今年のベストがこちら。

New Balance 990 V4

齋藤:「ニューバランス(New Balance)」の「990 V4」です。ニューバランスは昔よく履いていたんですけど、一時期ブームになって着用者が増えたのでしばらく履いていなかったんですよ。久しぶりにと思って履いてみるとやっぱり履き心地も良くて、改めていいブランドだなと思いました。約3万円でスニーカーの中では少し高い部類に入ると思うんですけど、それに勝る魅力があります。

F:定番のグレーではなくベージュなんですね。

齋藤:ベージュは今年の秋冬の限定カラーなんですよ。展示会で見てからずっと買おうと思っていたアイテムで、11月頃に購入しました。ベージュや黒の服を良く着るので、合わせやすいところも気に入っています。

F:ニューバランスは何足持っているんですか?

齋藤:5足ぐらいですね。ベーシックなデザインで飽きることがなく、安心して持っていられます。何歳になっても履いていられる気がしますね。

F:990は他に何を持っていますか?

齋藤:v3を持っています。v4はタンが変わって、よりシンプルで履きやすくなっていて、歴代の990の中で1番好きです。

F:ちなみに1番好きなスニーカーは何ですか?

齋藤:「ナイキ(NIKE)」のハラチシリーズですね。僕がちょうど服やスニーカーに興味を持つようになった16歳のときに発売されて。アッパーとタンが一体化していて、履いた時のフィット感が革命的で。あと、好きなバスケ選手のスコッティ・ピッペン(Scottie Pippen)が、「エア フライト ハラチ」を履いていたというのも大きな要因です。

 

2018年最も履いたスニーカー

F:続いて2018年最も履いたスニーカーを教えてください。

adidas + KANYE WEST YEEZY POWERPHASE

齋藤:「adidas + KANYE WEST」の「イージー パワーフェーズ(YEEZY POWERPHASE)」です。グレーをベースに、ゴールドとレッドとグリーンを使ったカラーリングが可愛いなと思って年始に購入しました。今年は「アドニウム(ADNYM)」のデニムをよく履いていたんですけど、相性が良くて。シンプルで合わせやすいので、他のパンツでもスタイリングに困らず、かなり履きました。

F:センタープリーツが入っているデニムは珍しいですね。

齋藤:これは僕が勝手に入れたもので(笑)。世代なのか寝押しするのが好きで、パンツはよくベットの中に入れちゃうんですよね。アドニウムのデニムにパワーフェーズを履いて、トップスはシャツをはじめ、カーディガンやジャケットなどアイテムを選ばないのでヘビロテしました。

F:靴の手入れはどれぐらいの周期でしていますか?

齋藤:毎週末にその週履いたものをケアしています。

F:愛用ブランドは?

齋藤:「スニーカー ラボ(SNEAKER LAB)」という南アフリカのブランドのものを使っています。100%オーガニックでケミカルな物質が入っていないので、他の革製品にも使えますし肌にも優しいんですよ。汚れも問題なく落ちますし、しばらくこれしか使ってないですね。

 

今年の売り場の傾向

F:2018年の店頭を振り返ると?

齋藤:うちのお店はアディダスのコンソーシアムという日本で数店舗しか取り扱っていないラインを置いているということと、「イージー(YEEZY)」の販売店舗でもあるということでアディダスは人気ですね。ナイキもエア マックスを中心に好調でしたし、スニーカーのセールスは凄く良いです。

F:今年ならではの特徴はありますか?

齋藤:色の偏りが顕著に出ましたね。定番のエア フォース1やスタンスミス、「コンバース(CONVERSE)」のメイドイン ジャパン(MADE IN JAPAN)などは白色を選ぶ人が圧倒的に多かったです。

F:インバウンド消費は好調でしたか?

齋藤:代官山と六本木という土地柄もあると思うんですが、売り上げでいうと例年と特に変わらなかったです。好調でも不調でもないという感じですね。

F:今年特に伸びたブランドはありますか?

齋藤:「エイティーズ(Eytys)」や「アワーレガシー(OUR LEGACY)」「フィリングピース(FILLING PIECES)」などスポーツブランド以外のスニーカーを増やしてみたんですが、調子が良かったです。その中でもエイティーズはボリューム感とデザイン性が上手く響いたのか人気でしたね。あと「ミズノ(MIZUNO)」も人気でした。"KAZOKU" プロジェクトが始まって、本当に伸びたブランドです。

エイティーズのスニーカー

 

今後のスニーカー市場はどうなるか?

F:今後のスニーカー市場はどうなると思いますか?

齋藤:引き続き好調だと思います。例えばインバウンドだと、今までメインの客層だった中国や韓国以外の方も増えていて。タイやシンガポールの方はとてもスニーカーに興味を持っていて、購買意欲も高いんです。そういう人たちがどんどんマーケットに入ってくると思いますし、まだまだ伸び続けるでしょうね。

F:来年はどういったモデルに注目していますか?

齋藤:オリンピックの前の年なので、各社スポーツブランドから機能性の高い、ハイスペックなスニーカーが登場するでしょうから、そういったイノベーションを感じるスニーカーには注目していきたいですね。ショップとしては、ニューバランスなどの飽きのこないデザインのスニーカーを推していきたいと思っています。限定やレアモデルだけが売れればいいという考えはもちろんなくて、定番モデルもしっかり提案していきたいですね。

F:2019年のスタイルスの目標は?

齋藤:スニーカーを軸にはしているんですが、もっとトータルコーディネートを提案する店でありたいと考えています。スニーカーショップよりファッションに詳しく、セレクトショップよりもスニーカーに特化しているというイメージです。お客様が、服に対してどういうスニーカーを合わせたらいいのかを相談してもらえるようなお店になりたいと思っているので、それに対して何パターンものスニーカーを提案できるようにすることが2019年の目標です。その施策としてまずは、ワンシーズン(3ヵ月)でスニーカーをベースにしたコーディネートを100体以上SNSで発信していこうと考えています。

■【スニーカートップセラーに聞く】今年のベスト&最多着用は?これからのシューズ事情も
1-mita sneakers 国井栄之
2-MFC STORE 近藤浩人
3-Styles 齋藤正希
4-BILLY'S ENT 佐藤敬太
5-WORM TOKYO 大草良平
6-UNDEFEATED 松下一英
7-KICKS LAB. 柿沼裕太
8-atmos 小島奉文

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