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コスメ、フード、ツール、香りモノ… その人の美しさをブーストしている愛用品を聞く「美の STOCK LIST」。第6回は、セレクトショップ「シスター」のオーナー、長尾悠美のストックリストをチェック。
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長尾悠美:セレクトショップ「シスター(Sister)」オーナー。国内外のデザイナーズブランドやヴィンテージアイテムのバイイング、展覧会グッズやオリジナルアイテムの企画を手掛ける。映画やアートに精通し、コラボレーションも多数。近年は女性の地位向上と支援を目的に、アーティストや企業、大学を巻き込みながらイベントをプロデュースするなど、多方面に活動の幅を広げている。
⎯⎯ 「2023年ベストバイ」企画以来の出演です。白い紙袋は、その時にご紹介なさっていたハーブティーと同じものですか?
そうです。パリにある老舗ハーブ薬局のハーブティーで、これはパリ出張に行っていた友人に頼んで買ってきてもらいました。ストックしている未開封のほうは、つい先日、知り合いのエディターさんにおすすめしたら、私の分もお土産に買ってきてくださって。いつでも買いに行ける場所ではないので、ありがたいです。

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左から、パリの老舗ハーブ薬局「グランデ・エルボリステリア・メディケール・ドゥ・ラ・プラス・ド・クリシー(Grande Herboristerie Médicale de la Place de Clichy)」のハーブティー、台湾の老舗 峰圃茶荘の「陳年老茶」(100g 3000円)
⎯⎯ どんなハーブでしょうか?
私の場合は、とにかく「睡眠」です。薬局の方に症状や悩みを伝えると、それに対応するハーブを調合してくれます。ちなみに私が飲んでいるブレンドは、その薬局の中でもすごく人気みたいです。量り売りで値段もそんなに高くないですし、みんなにおすすめしています。
⎯⎯ 缶入りのほうは、中国茶?
台湾で購入したプーアール茶です。甘みがあって、すごく美味しいんですよ。昨年、旅行に行った時に気に入って、まとめ買いしました。日本向けの注文サイトもあるようなので、なくなりそうになったら取り寄せようと思っています。
⎯⎯ お茶のストックがたくさんありますね。
独特の風味のあるお茶が大好きなんです。ルイボスティーは妊娠したタイミングで飲み始めて、もう10年以上になります。ティーパックを入れっぱなしでも苦味が出ないので、いつもタンブラーに入れてホットで持ち歩いています。成城石井で入手できる「バーゲンダル」の味が好きで、ストックを欠かしたことはないです。

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(写真上)バーゲンダル「有機ルイボスティー メガバリューパック」(2.5g×160個 2800円)、(同下)柳桜園茶舗「かりがね ほうじ茶 金」(180g 1728円)
ほうじ茶も常備しています。気に入っているのは、京都の柳桜園(りゅうおうえん)さんのもの。地元の人たちに愛されている街のお茶屋さんという感じのお店で、毎年KYOTOGRAPHIEに行くたび、必ず立ち寄っています。以前、シスターでコラボさせてもらったこともあるんですよ。

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スパセイロン(左から)「コンフォート バーム」(25g 2200円)、「スリープ インテンス ドリーム バーム」(25g 2860円)
⎯⎯ 愛用コスメについても教えてください。このジャーに入っているのは?
「スパセイロン(SPA CEYLON)」という、スリランカのブランドのバームです。アーユルヴェーダの思想に基づいているらしく、だったらいいに違いないと思って試して以来、ずっと使っています。このブランドは香りのいいプロダクトが多くて、友人へのギフトとしても重宝しています。
⎯⎯ どのように使うのですか?
ピンクのジャーはその名の通り、睡眠にいいバームです。自然と呼吸が深くなって、気持ちよく入眠できるので、寝る前に首元や耳元に塗ります。グリーンのほうはすっきり系の香りで、仕事の合間など気分転換したい時に使っています。どちらも少量ずつしか使わないので、全然減らない(笑)。
⎯⎯ フレグランスもたくさんお持ちですね。どんな系統の香りが好きですか?
すべてローズベースです。香水って、選ぶのが大変じゃないですか? 私は統一感がある方が好きなので、どのブランドでもほぼ見つけることができるローズ系から選ぶようにしています。20代の頃からずっと変わらないマイルールです。

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愛用のローズ系フレグランス。左から、イソップ「ローズ オードパルファム」(50mL 2万3870円)、セルジュ・ルタンス「Sa Majeste La Rose」※現在は生産終了、ディプティック「オーローズ ヘアフレグランス」(30mL 9240円)、バイレード「ローズノワール」(50mL 2万8050円)
⎯⎯ ローズはローズでも、ひとくせありそうな印象のラインアップです。
そうかもしれません。私の場合、いい匂いすぎてもダメというか。そんな中でも「バイレード(BYREDO)」は、本当にいい香りだなと思います。日本上陸した頃から使っていて、すでに何個かリピートしています。私の中で新しいローズといえば、「イソップ(Aesop)」の「ローズ オードパルファム」。どこか野生味のある不思議な香りです。ほぼジャケ買いだったのは「セルジュ・ルタンス(SERGE LUTENS)」の「バラの女王(Sa Majeste La Rose)」。パリのパレ・ロワイヤルにあるショップで購入しました。ルタンスといえば重厚な香りが多いと思うんですけど、これはつけた瞬間、フルーティさもあって明るいんです。ルタンスは作品集も持っていて、世界観が大好きです。
⎯⎯ どのように使いわけを?
最近、仕事が変わってきていて、実は香水をつける機会は減っています。シスターの実店舗があった頃は、自分の場所に来てもらう感じだったので好きな香水をつけていたんですけど、最近はクライアントさんのところを尋ねることが増えて、自己主張する機会が減ったというか。より気軽に使いやすいというところで、最近は「ディプティック(DIPTYQUE)」のヘアフレグランスも愛用しています。
⎯⎯ 長尾さんといえば、赤リップの印象もあります。愛用しているのは?
赤リップ、大好きです。口紅はいつも塗っていたい派です。よく使っているのは「エルメス(HERMES)」。仲のいい友人にプレゼントでいただいたこの色がすごく気に入っています。
⎯⎯ 塗り方、使う色のこだわりはありますか?
私はラフに塗るのが好きかな。仕上げに直塗りでポンポンと重ねる感じです。ベースに塗っておくものに関してはそんなにこだわっていなくて、色々使っています。

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左から、バイレード「リップスティック サテン」(9295円)、ラ ブーシュ ルージュ「リップリフィル」(4840円 ※レザーケース別売)、エルメス「ルージュ エルメス」(9240円)
色は、やっぱり赤が好き。あるいはオレンジ系。昔は暗めの赤も使っていましたが、年齢とともに明るめの色を使うようにしています。
⎯⎯ スキンケアはどんなものを?
保湿だけはしておこうという感じで、こだわりは特にないかもしれません。最近は、Qoo10で良さそうな韓国コスメを見つけて、色々試しているところです。肌管理の目的で、皮膚科に月1で通うことは続けています。
⎯⎯ お茶の話の続きになるかもしれませんが、漢方もたくさんありますね。
漢方は、いい状態をキープするために続けています。「大建中湯」は生姜が入っていて、かなり代謝が上がります。もともと冷え性だったのに、今はとにかくいつも暑い(笑)。それが巡り巡って、結果的に腸にもいいみたいです。私はもともと胃腸が弱いので、飲み続けています。
「四物湯」は、最近飲み始めた漢方で、体力が落ちていたり、爪が割れやすかったり、髪が抜けやすかったりっていう症状に対応してくれます。女性特有のトラブル、更年期にも期待できるらしいです。

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頓服的に飲める漢方もあって、たとえば「十味敗毒湯」。生理前、肌荒れした時などに飲んだり。これ以外にも、緊張を和らげる漢方があり、人前で話す時とか、息が上がってしまいそうで不安な時などに期待できます。
⎯⎯ 日々の心身の揺らぎを、自分でうまくコントロールしていますね。
まずはとにかく冷やさないのが大事かなと思っています。漢方だけじゃなくて、湯船に1日2回浸かるとか、朝風呂の後はストレッチ的なヨガを15分やるとか。本当にちょっとしたことだと思うんですけど、少しの心がけで強化できるんだったらいいですよね。毎日コツコツ続けるほうが、一気に解決しようとするよりも、私は心地いいですし、自分に合っていると感じます。最近、とても調子がいいです。
(企画・文:合六美和、編集:福崎明子)
最終更新日:
Miwa Goroku
コレクション取材記者を経て、フリーランスのエディター&ライターに。雑誌や広告、ウェブメディアなどさまざまな媒体で、執筆やディレクション、コーディネーションを手がける。ファッション、ビューティーを軸に、クリエイティブに関わる人やカルチャーをフォロー。
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