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誰もが知るあのブランドの歴史を「タグ」の変遷で紐解く連載。今回取り上げるのは、日本を代表するカジュアルウェアブランド「ユニクロ(UNIQLO)」です。
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特に、創業から2000年代前半までのアイテムは「オールドユニクロ」として、古着市場で少しずつ注目を集めています。ただし、ユニクロのタグは時代ごとに名称も年代も情報が入り乱れており、正確とはいえない情報も少なくありません。
今回はオールドユニクロを収集し、当時のチラシやカタログ、ファーストリテイリングの有価証券報告書などの一次資料からブランドの「商品史」を独自に研究してきたミフラさんに、各年代のタグの特徴を見分け方を伺いました。

目次
ユニクロの歴史をおさらい
ユニクロのはじまりとなったのは、1949年に山口県で創業した衣料品店「メンズショップ小郡(おごおり)商事」です。1984年6月には広島市の袋町(ふくろまち)に「ユニーク・クロージング・ウエアハウス(UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE)」の1号店を開き、これが現在のユニクロ1号店にあたります。
その後、1988年に英文表記を「UNIQLO」へと統一し、1991年には社名を株式会社ファーストリテイリングへ変更しました。1998年には都心型店舗のユニクロ原宿店をオープンし、1900円のフリースが社会現象と呼べるほどの人気を集めます。
2006年には、ニューヨーク・ソーホーの旗艦店オープンにあたって、クリエイティブディレクションを佐藤可士和氏が担当し、ロゴを刷新。2009年以降は「+J」をはじめとするデザイナーとの協業ラインも本格化。世界的なブランドへと成長を続けています。

佐藤可士和氏がデザインしたロゴ
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「オールドユニクロ」とは?
「オールドユニクロ」は、その名のとおりユニクロの古着を指す呼び名です。どの年代までを含めるかに明確な決まりはありませんが、創業期から2000年代の製品を対象に、コレクターや古着ファンの間で使われています。
判別の基本となるのは、首の裏に付くブランドロゴのタグ(襟ネーム)。年代ごとにデザインや名称が移り変わっているため、その世代を見分けることで、おおよその製造時期をたどることができます。

ミフラさん
オールドユニクロが注目されはじめたのは、2020年から2021年ごろだと思います。大阪の古着店「十四歳」さんが取材を受けてオールドユニクロが紹介されたり、雑誌のアーカイヴを大量に集めているコレクターの資料が広まったりしたのがきっかけですね。
【年代順】のタグ変遷
ここからは、ブランドロゴが入った襟ネームのタグに絞り、年代順に変遷をたどります。
1984年〜1990年代前半
創業から1990年代にかけては、まだブランドの表記や仕様が定まりきっていない時期にあたります。ここでは、最初期の「UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE」タグから、黒地の「Uniqueタグ」、そして初期を代表する「緑タグ」までを順に見ていきます。
UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE タグ


赤字
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創業当初から使われていたのが、手をつなぐ人のイラストと「UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE」の文字を組み合わせた最初期のタグ。ロゴの大きさやデザインはほぼ共通で、色違いとして赤と黒の2種類が確認されています。流通量は少なく、古着市場で見かけるのは年に数回あるかどうかというほど希少です。

ミフラさん
最初期のタグは、赤と黒とで付いているアイテムの傾向が少し違う印象があります。見られる数が少ないので推測の域を出ませんが、赤のほうがパッと目を引くような華やかさのあるカジュアルなアイテム、黒のほうが落ち着いたデザインのシャツなどに付いている印象があります。
豆知識 #1 最初期タグの落とし穴


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品質表示タグに山口県などの住所が入っていると、つい「いちばん古いもの」と思いがちですが、実はそうではありません。住所や会社名を記載するようになったのは「繊維製品品質表示者番号」に関する法改正のあとで、ユニクロの場合は1997年前後が切り替えの目安です。
つまり「UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE」タグのアイテムでも、住所入りの品質表示タグがついているものは、初期ではなく1997年以降のアイテムだと推測できます。
Uniqueタグ


黒字に白文字の Unique タグ
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「UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE」タグの次に位置づけられるのが、頭文字が大文字の「Unique」と記されたタグです。
黒地に白文字で「Unique」、その下に創業年を示す「est. 1984」が入るタイプが知られています。レザージャケットで見かけることが多いため「レザー用」と呼ばれることもありますが、実際にはレザー専用というわけではありません。
また、白地に赤色で「Unique」と記された色違いのタグも存在し、こちらはTシャツなど幅広いアイテムに使われています。

ミフラさん
当時のチラシをたどると、後述している「緑タグ」が登場するより前の年のチラシにこのタグの商品が載っているので、順番としては初代のUNIQUE CLOTHING WAREHOUSEタグの少しあと、緑タグの前にあたると考えられます。
緑タグ


縦縞+茶ステッチの緑タグ
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古着市場で「緑タグ」と呼ばれているのが、緑がかった色味の織りネームです。フリマアプリなどでも定着しつつある呼び名で、便宜的に使われています。
また、緑タグのなかでも、「明るい黄緑の縦縞に、四辺を囲む茶色いステッチが入ったもの」と、「深緑のベースに白いボックスロゴが配置されているもの」の2種類があり、ストライプの緑タグのもののほうが古いアイテムである可能性が高いといいます。

ミフラさん
自分が持っている1991年頃から1990年代半ばにかけてのチラシを辿ると、緑タグが初めて登場するのは1993年頃で、それ以前には見当たりません。年代を断定するのは難しいのためこうした当時の資料から推測しています。
また、タグの種類によって付いているアイテムの傾向も変わります。ストライプの前期緑タグは、デニム系や、1980〜1990年代の古着でよく見かけるアート調の柄シャツなどが代表的です。
一方、深緑に白いボックスロゴが入った後期緑タグでは、デニムや柄シャツはあまり見られず、ミリタリー・レザー系のアイテムやジャケット、紺ブレザーといったシックなものに使われていることが多いですね。ただし、MA-1だけはなぜか前期緑タグのものも見かけます。
カテゴリ別タグ


黒地×赤文字=レザー・ミリタリー系
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緑タグが使われていた時期には、商品のジャンルごとにタグの種類が細分化されていたようです。
たとえば、縦長で黒地に赤文字の「UNIQLO」と記されたタグは、フライトジャケットのようなレザー系やミリタリー系のアイテムに、同じタイプで黄緑地に赤文字のタグは、ダウンジャケットやウィンドブレーカーといったアウトドア系のアイテムに使われています。

ミフラさん
フライトジャケットのようなレザー・ミリタリー色の強いアイテムは、縦長の黒地 × 赤文字タグに付いている傾向があります。
現在では珍しいレザージャケット


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1994年〜2003年頃
1990年代半ばから2000年代前半にかけては、フリースブームでユニクロが全国的な知名度を得ていく時期です。襟ネームのタグも、「銀タグ」から「紺タグ」へと移り変わっていきました。
発売当時のフリース


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銀タグ

シルバー文字の「銀タグ」
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紺地に「UNIQLO」がシルバーがかった文字で入るのが、通称「銀タグ」です。ユニクロの公式SNSでは、1994年に初めて販売されたフリースにこのタグが使われたと紹介しています。

ミフラさん
このタグを銀タグと呼んでいる人が少ないですし、紺タグと同じものとして扱われることが多いんですが、厳密には使われている時代が違うんです。チラシなどに情報がないので断定するのは難しいですが、公式が1994年からと言っている以上、少なくとも1994年から1999年ごろまでは使われていたことになりますね。
紺タグ

白文字の「紺タグ」
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紺地に「UNIQLO」が白で入るシンプルなブランドネームタグが、通称「紺タグ」。古着市場では最も遭遇頻度が高く、リサイクルショップでも比較的見つけやすいタグです。
🖊️豆知識 #2 銀タグは登場時期が不明
銀タグが最初に登場した年代は、特定できていませんが、銀タグから紺タグに切り替わったタイミングは比較的明確にわかっています。


2000年SSのカタログ
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ミフラさん
私が所持している1999年の製品カタログには、まだ銀タグが載っていますが、2000年春夏(SS)のカタログでは、紺タグに切り替わっていることが確認できます。紺タグは遭遇頻度が高いのでレア度が高いわけではないのですが、カラーの効いたモンスターパーカーやダウンなど、人気のあるものもありますね。
2003年〜現在
2003年以降は、ブランド名を伏せた「丸タグ」から、カタカナと英語表記が併記された「現行タグ」へと、ユニクロにとってブランディングの大きな転換点をまたいで移り変わっていきました。
丸タグ

サイズのみの「丸タグ」
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紺タグの次に登場するのが、丸枠のなかにサイズ表記だけを記した「丸タグ」です。ブランド名が入らないため、一見してユニクロとはわからず、リサイクルショップでノーブランド扱いされることもあるといいます。
使用時期は2003年から2009年ごろまで。フリースブームでユニクロが全国的に知られるようになった約1年後にこの表記に変わっていることから、いわゆる「ユニバレ(着ている服がユニクロだとバレること)」を避ける意図があったとみられます。

ミフラさん
紺タグの終了時期は2002年冬から2003年春の間だと考えられ、当時の2003年秋冬(AW)のカタログでは、サイズのみの丸タグへ移っています。期間は短いですが、このタグのあとに少しのあいだ「AUTHENTIC SHIRT FLANNEL」といった商品名だけを掲げたタグも存在していたようです。

丸タグと現行タグの間に存在した商品名のみのタグ
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現行タグ

カタカナ+英語の現行タグ
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現在のタグは、カタカナの「ユニクロ」と英語の「UNIQLO」が並ぶデザインが標準です。2009年ごろまでは前述のタグと混在していましたが、2010年の春にはほぼ現在と同じ形に定着しました。
この体系は2006年に佐藤可士和氏が手掛けたリブランディングを経て整えられたもので、海外展開も見据えたロゴになっています。
ちなみに、細かな仕様やバージョンの違いは一部に存在するものの、全体としての大きな差異はこれ以降ありません。
番外編 1|実はこんなものも? ユニクロの知られざる商品たち
タグの話題からは離れますが、ユニクロの歴代アイテムを紐解いていくと、企業の歩みを感じさせる名品が数多く存在することに気づきます。
幻の派生業態「スポクロ」「ファミクロ」
家族向けの業態「ファミクロ」のスウェット



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「オールドユニクロ」と呼ばれる1984年から2000年代にかけては、ユニクロが短期間のみ展開した派生業態「スポクロ」と「ファミクロ」も存在します。前者はスポーツウェアに特化し、後者はファミリー層に向けた業態として誕生しました。古着市場での流通は極めて少なく、希少価値の高いカテゴリーのひとつです。
展開時期は1997年から1998年で、ミフラさんはファーストリテイリングの有価証券報告書からこの時期の展開と撤退を確認したそうです。

ミフラさん
商品そのものの資料が本当に少なく、店舗があった場所くらいはかろうじてわかっても、店内の写真などは全く出てきません。僕の手元にあるロゴが入ったポイントカードも貴重な資料のひとつです。

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カイハラ製 セルビッジデニム





「UCW」表記の紙パッチのデニム(裏)
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同じ時期のトピックとして、ユニクロが1998年前後に投入したデニムも見逃せません。当時、カイハラ(広島県福山市に本社を置く日本最大のデニムメーカー)製のセルビッジデニムを3900円ほどで発売し、ストレート、ワイド、スリムの3型を展開していました。
セルビッチデニムとは旧式の織機(シャトル織機)で織られたデニムのこと。見分けるポイントは、裾を折り上げた時に見える「耳」と呼ばれるほつれ止めの処理。旧式の織機のため織り上げるのに時間がかかりますが、その分膨らみのある風合いを楽しめるのが特徴です。
パッチの素材には「革」と「紙」の2種類があり、ヴィンテージのディテールを踏襲した革パッチのモデルには、裾に赤い“耳(セルビッジ)”があしらわれています。特筆すべきはその価格設定。旧式の織機で時間と手間をかけて織られるセルビッジデニムは、本来であれば値段が張る素材です。それをこの価格帯で実現している点は、まさにユニクロならではの革命的なプロダクトと言えます。

ミフラさん
パッチに「UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE」と入っているため、80年代の最初期の品と誤解されがちですが、実際にはデニム開発を始めた時期からしても90年代末のものなんです。
ユニクロの自信が伝わる当時の広告





発売当初の1999年FW(秋冬)のカタログ
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番外編 2|品番から製造年(対象シーズン)を読み解く方法
首裏のタグとは別に、商品には「商品ケアラベル」と呼ばれる品質表示のタグが縫い付けられています。ここでは、その商品ケアラベルに記された商品番号や表記から、対象シーズンや大まかな年代を推測する方法を紹介します。
まずは商品ケアラベルの位置を確認
商品ケアラベルの裏面には6桁の商品番号が記載されており、この番号から商品を特定できます。

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括弧書き部分で対象シーズンをチェック

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商品番号の横にある「(XX-XX)」という括弧書きの数字は、対象シーズンの「年と季節」を表しています。この表記は2004年秋冬(AW)から導入されたため、2004年春夏(SS)以前の商品には記載されていません。したがって、この括弧書きの有無を確認するだけで、おおまかな年代を判別する目安になります。

ミフラさん
年の表記は西暦の下一桁のみのため、たとえば「3」は2013年・2023年のどちらなのかを表記だけでは判別できません。その場合は、アイテムのデザインやタグの種類、当時のカタログなどの資料とあわせて総合的に判断します。
番外編 3|特別コレクション/コラボラインのタグ
ユニクロのコラボレーションラインとして一番といっても過言ではないのは、2009年に発売されたファッションデザイナーのジル・サンダー(Jil Sander)氏との「+J」ですが、それ以降、ユニクロは世界的なデザイナーと次々にタッグしてきました。デザインはもちろん、限定ロゴ入りのタグも見逃せないディテールのひとつです。
+J(プラス・ジェイ/ジル・サンダー)
「+J」の第1期の発表は2009年。グローバル旗艦店「パリ オペラ店」のオープンに合わせて2009年10月1日に先行販売を行い、10月2日に世界同時発売されました。日本では「ユニクロ銀座店」のリニューアルオープンの目玉商品として登場。ウィメンズとメンズそれぞれに独立した売り場を設け、注目を集めました。






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当時のニュース >> ユニクロ銀座にメンズ館誕生!「+J」全アイテム揃えて超大型店へリニューアルオープン






2020年秋冬ウィメンズシャツ
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タグのデザインは、ライン名を冠した「+J」のみの極めてミニマルな仕様。アイテムによって白ベースと黒ベースの2パターンが存在しますが、使い分けに明確なルールがないようです。何より、ジル・サンダー氏の代名詞とも言える洗練された美しいシルエットが、手に取りやすい“ユニクロ価格”で味わえるということが当時のファッションシーンに大きな衝撃を与えました。
UNIQLO AND LEMAIRE/Uniqlo U(クリストフ・ルメール)
クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)氏とのラインは、2015年秋冬から2016年春夏まで展開された「UNIQLO AND LEMAIRE」から始まりました。2016年には常設ラインの「ユニクロ ユー(Uniqlo U)」へと発展し、現在も続いています。


初期:ローマ字「U」が並ぶロゴ
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ミフラさん
Uniqlo Uは、初期と現行でタグが変わっているわかりやすい例です。最初はローマ字の「U」が並んだロゴでしたが、今は一文字の「U」になっています。
UNIQLO and JW ANDERSON(ジョナサン・アンダーソン)


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ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)氏とのコラボ「UNIQLO and JW ANDERSON」は、2017年秋冬に始まり、現在も継続しています。専用の織りネームが付き、フォーマットはシーズンを通して基本的に共通です。
UNIQLO:C

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「ユニクロ:シー(UNIQLO : C)」はクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)氏を迎え、2023年秋冬に始動したライン。コロンを挟んだ「UNIQLO :C」の専用ロゴで、タグからも識別しやすいです。なお、クレア・ワイト・ケラー氏は2024年にユニクロのクリエイティブディレクターに就任し、現在ブランド全体のクリエイションを統括しています。
その他の短期・カプセルコラボ年表









ユニクロ × イネス・ド・ラ・フレサンジュ
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上記のほか期間限定のコレクションやカプセルコラボも数多く展開。代表的な取り組みは以下の通りです。
2006年
■ Designers Invitation Project 2006年秋冬 ウィメンズ
- フェリペ・オリヴェイラ・バティスタ(Felipe Oliveira Baptista)
- ニコラス・アンドレアス・タラリス(Nicolas Andreas Taralis)
- アダム ジョーンズ(Adam Jones)
- ミントデザインズ(mintdesigns)
■ Designers Invitation Project 2006年秋冬 メンズ
- シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)
- サイ(Scye)
- イリアド(ILIAD)
2007年
■ Designers Invitation Project 2007年春夏ウィメンズ
- ルッツ アンド パトモス(LUTZ&PATMOS)
- キノ(KINO)
- 3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)
- ジーヴィージーヴィー(G.V.G.V.) ※2012年に再コラボ
■ Designers Invitation Project 2007年春夏メンズ
- ハルプ(HALB)
- サトル タナカ(SATORU TANAKA)
- アレクサンダー・プロコフ(Alexandre Plokhov)※2022年に
2008年
- アレキサンダー・ワン(Alexander Wang) ※日本未発売/2018年に再登場
2009年
■ Designers Invitation Project 2009年春夏ウィメンズ
- スティーブン アラン(Steven Alan)
- シプリー&ハルモス(Shipley & Halmos)
- ギルデット エイジ(Gilded Age)
■ Designers Invitation Project 2009年春夏メンズ
- オープニング セレモニー(OPENING CEREMONY)
■ 単独コラボ
- 「プラスジェイ(+J)」/ジル・サンダー(Jil Sander)※2011年終了、2020〜2021年で復活
2011年
■ Designers Invitation Project 2011年春夏
- ダブル スタンダード クロージング(DOUBLE STANDARD CLOTHING) ※2012年に再コラボ
- ゼチア(zechia)
- タイニーダイナソー(TINY DINOSAUR)
- シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)
- コステロ タグリアピエトラ(Costello Tagliapietra)
- スズキタカユキ(suzuki takayuki)
- ヴェナ カヴァ(VENA CAVA)
- シャーロット ロンソン(Charlotte Ronson)
- ナイン(NINE) ※2020年にブランド終了
2012年
■ Designers Invitation Project 2012年秋冬
- バルコニーアンドベッド(Balcony and Bed)
- good morning beautiful people ※ビューティフルピープル(beautiful people)
■ 単独コラボ
- ユニクロ アンダーカバー(UU/UNIQLO UNDERCOVER)/アンダーカバー(UNDERCOVER)
- ティーダウンバイセオリー × ユニクロ(t.down by theory × UNIQLO)/セオリー(Theory)※2016年に「UNIQLO × Theory」として再登場
2014年
- ユニクロ × イネス・ド・ラ・フレサンジュ(UNIQLO × INES DE LA FRESSANGE)/イネス・ド・ラ・フレサンジュ(INES DE LA FRESSANGE)※2024年に終了
2015年
- ユニクロ アンド ルメール(UNIQLO AND LEMAIRE)/ルメール(LEMAIRE)※2016年に後継へ移行
2016年
- ハナ タジマ フォー ユニクロ(HANA TAJIMA FOR UNIQLO)/ハナ タジマ(HANA TAJIMA)
- ユニクロ × セオリー(UNIQLO × Theory)/セオリー(Theory)
2017年
- ユニクロ アンド ジェイダブリュー アンダーソン(UNIQLO and JW ANDERSON)/ジェイダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)
- ユニクロ アンド プリンセス タム・タム(UNIQLO and PRINCESSE tam tam)/プリンセス タム・タム(PRINCESSE tam tam)
2018年
- ユニクロ × マリメッコ(UNIQLO × Marimekko)/マリメッコ(Marimekko)
- トーマス・マイヤー アンド ユニクロ(tomas maier and uniqlo)/トーマス・マイヤー(tomas maier)※終了未告知
- ユニクロ アンド アレキサンダー ワン(UNIQLO AND ALEXANDER WANG)/アレキサンダー・ワン ※2019年終了
2019年
- クルタ・コレクション(KURTA COLLECTION)/リナ・シン(Rina Singh)※2020年終了
- ユニクロ アンド エンジニアド ガーメンツ(UNIQLO and Engineered Garments)/エンジニアド ガーメンツ(Engineered Garments) ※2023年に再コラボ
2021年
- ユニクロ アンド マメ クロゴウチ(Uniqlo and Mame Kurogouchi)/マメ クロゴウチ(Mame Kurogouchi)※2023年に終了
- ユニクロ アンド ホワイトマウンテニアリング(UNIQLO and White Mountaineering)/ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)※2023年に終了
2022年
- ユニクロ アンド マルニ(UNIQLO and MARNI)/マルニ(MARNI)
- ユニクロ アンド ヘルムート ラング(UNIQLO and HELMUT LANG)/ヘルムート ラング(HELMUT LANG)
2023年
- ユニクロ × アニヤ・ハインドマーチ(UNIQLO × ANYA HINDMARCH)/アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)
- ユニクロ アンド コントワー・デ・コトニエ(UNIQLO and COMPTOIR DES COTONNIERS)/コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)
2026年
- ユニクロ アンド セシリー バンセン(UNIQLO and Cecilie Bahnsen)/セシリー バンセン(Cecilie Bahnsen)
- ユニクロ エフ・リッソ(UNIQLO F.RISSO)/フランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)
UT
ユニクロを語る上で欠かせないのが、グラフィックTシャツブランド「UT」の存在です。UTの面白い点は、歴代のクリエイティブディレクターによってアイテムの“色”が異なること。実は2003年に「ユニクロ Tシャツ プロジェクト」としてスタートし、ひとつのブランドとして確立されたのは2007年のことでした。2006年にユニクロのクリエイティブディレクターとなった佐藤可士和氏がネームを「UT」に刷新し、ブランド化。筒状パッケージでの販売や原宿の専門店など、これまでのユニクロの枠にハマらない新たな戦略で話題を集め、カルチャー発信のプラットフォームとなりました。
その後、2014年春夏からはストリートファッションを牽引するNIGO®氏がクリエイティブディレクターの座を引き継ぎます。ヴィンテージのディテールを取り入れたタフなボディへと仕上げたほか、同氏の色が感じられるグラフィックの選定も人気を集めました。
当時のニュース >> NIGOがディレクションする新生ユニクロ「UT」が国内初公開
NIGO®氏の後任は、コラージュアーティストの河村康輔氏。2022年から同ポジションに就き、NIGO®氏が手掛けた定番のボディに加え、オーバーサイズのシルエットを追加。プリント技法にもこだわったコレクションを展開しています。



「集英社創業100周年」を記念したUT(河村康輔 期)
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ミフラさん
UTはクリエイティブディレクターが交代しながら続いていますが、タグはNIGO®期から現行まで変わっていません。ただ、その時々でデザインやコンセプトの方向性が変わっているので、特徴を知った上で集めると楽しいです。
最後に
襟元のタグにはその服が作られた時期を知るための手がかりがあり、タグの変化をたどることで、ユニクロが歩んできた約40年の歴史も見えてきます。
誰の家にも一枚はあるであろう国民的ブランドだからこそ、手元にある服がいつ頃の商品なのかを調べてみるのも楽しみ方のひとつ。
次にユニクロの服を手に取った際は、襟元のタグにも注目してみてください。クローゼットやリサイクルショップで、思いがけない一枚に出会えるかもしれません。

ミフラさん
自分がユニクロを追いかけていて面白いと思うのは、これだけ誰もが知っている企業なのに、昔の商品のことは意外とみんなぼんやりとしか知らない、という点なんです。
特に、企業がどう成長したかという「会社の歴史」の本や記事はたくさんありますが、商品そのものにはあまりスポットライトが当たっていません。しかもユニクロは、海外の老舗ブランドに比べれば歴史が浅く、当時を知っている人がまだ日本にたくさんいます。
だからこそ、文化的な背景も含めて、まだまだ深掘りのしがいがあるブランドだと思っています。古着としての価値や希少性の高さといった話よりも、こうした背景のほうが広まって、「集めがいのあるブランドだ」と感じてもらえたら嬉しいですね!
最終更新日:
Ryusuke Kuranishi
1995年、神奈川県生まれ。国内最大級の商品比較サービスを運営する株式会社マイベストで、企画や執筆やチームマネジメントを経験したのち、2024年に独立。現在は、ファッションやカルチャー、マーケティング領域を中心に、DIGIDAY Japan、Esquire日本版、FASHIONSNAPなどの主要メディアで、取材や執筆、編集を手がけている。
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