【インタビュー】松坂桃李とリモワ 静かな旅立ちに寄り添う「インクブルー」

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Image by: FASHIONSNAP

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 幾つになっても旅に出る日の朝は、目覚まし時計より早く目が覚める。静かな高揚感を胸に襟を正し、仕度を終えて、約束の時間まで机に向かう。ペンを手に取り綴るのは、気がつけば遠くまで来た自身の旅路のこと⎯⎯。

 俳優 松坂桃李の朝は早い。寄り添うのは、「リモワ(RIMOWA)」ORIGINALコレクションの最新色「インクブルー」。万年筆のインクからインスピレーションを得た、深く豊かな色合いが特徴だ。真っ新な紙に自由に線を引くように、自由に描いてきた夢。その続きをこれからどのように描くのか、まだ見ぬ景色を求めて、また次の旅へ出る。

◾️ポップアップイベント

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Image by: FASHIONSNAP(Katsutoshi Morimoto)

リモワのシグネチャーであるアルミニウムスーツケース「ORIGINAL」から新たに登場する「インクブルー」カラーを世界最速で披露するポップアップが伊勢丹新宿店で開催。「CRAFT THE JOURNEY」をテーマに作られた静謐な空間で、ブランドの丁寧な物づくりを体感することができる。なお、6月12日から14日までの3日間は、「インクブルー」の予約者(希望者のみ)に対し、イベント会場でカリグラファーによる限定カラータグへのペイントサービスを行う。カリグラファーイベントの最終受付は19:30。
期間:2026年6月10日(水)〜6月16日(火)
会場:伊勢丹新宿店 本館 1階 ザ・ステージ

自分を「遠く」まで連れて行ってくれるもの

 「率直に、『こんな色が欲しかった』と、一目見た瞬間に思いました。綺麗で、上品で、良い色。スーツにも、カジュアルな服装にも、どんなスタイルにも似合いますし、どんな旅先の景色にも寄り添ってくれる色だと思います」。

 「インクブルー」のリモワをいち早く手にした松坂はそう話す。深いブルーがアルミニウム素材と融合することで、より一層の高級感と重厚感、洗練性が加わったインクブルー。アルミニウム素材に美しく深みのあるカラーを載せることができるのは、アルミニウムスーツケースのパイオニアであるリモワならではの技だ。


 2027年の大河ドラマ「逆賊の幕臣」で主人公 小栗忠順役を演じる松坂。学業の傍ら、月に数回のモデルの仕事をしていた頃は、現在のような俳優人生を歩むとは思ってもみなかった。そんな大学生が大河ドラマの主演を務めるまでになる長い旅路。松坂を演技の道へと没頭させるきっかけになったのもまた「旅」だった。

 「初めて海外に行ったのは22歳の時。映画の撮影でカンボジアに滞在しました。プライベートでは一度も海外に行ったことがなかったので、日本とは何もかもが違う環境に飛び込み、全てが衝撃でした。活力に満ち溢れている環境で、すごく刺激的だった。それまで映画に出演した経験がなかったので、映画の楽しさや映像作品の面白さを教えてもらった旅でした」。



“Craft the Journey”自分の道を作るということ

 リモワのものづくりともリンクする言葉「CRAFT THE JOURNEY」は、伊勢丹新宿店で開催されているポップアップのテーマでもある。さまざまな役柄を演じることは、普段の自分とは違う人生を生きる「旅」とも言えるだろう。自分ではない誰かを演じる旅に、松坂は丁寧な支度をして挑む。

 「いわゆる役作りというものが僕の中には明確にはなくて。何をもって役作りなのかも正直よくわかっていません。でも、一番大事にしているのは“心の準備”です。例えば、大河ドラマの撮影で考えると、『これから一年半以上ある長い旅が始まる』という心の準備ができているだけで、初日のクランクインですごく良いスタートが切れるんです。撮影の段取りをしっかり頭に入れて、どんな不測の事態になっても焦らないようにシミュレーションをしておくとか、いろいろな想定をして、しっかり台本を読み込んで、当たり前かもしれないけれどしっかり準備して挑みます。最初のシーンでつまづいてしまうと、それ以降にも影響が出てしまうので」。

「寄り道」が人生を豊かにする

 「人生の旅の目的地はどこ?」と訊ねると、松坂は「寄り道」だと答える。

 「20代前半の頃は、映画賞が欲しいとか、この監督と仕事がしたいとか、明確な目標がありました。でも今になって振り返ってみると、その過程で出会った人、例えば映画賞を受賞した時に一緒に喜んでくれた人の方が、実は自分の中で大事だったりして。本当に自分が欲しいものは、多分“目的地”じゃなくて、そこに行くまでの過程に手に入るものなんだと思います。だから、たくさん寄り道を楽しむことが、人生を謳歌することに繋がるんだろうなと」。

 良い旅は良い旅支度から始まる。丁寧かつ朗らかに取材に応じる松坂の姿からは、日々の丁寧な仕事への向き合い方が垣間見れた。自分の道を自分で切り拓く、夢を実現させるために、目の前の目標を着実に達成してきた。そんな松坂の次なる目標は目の前の大河ドラマを無事に終えること。着実に積み重ねたその旅の先には、きっとまた新しい松坂の姿があるだろう。ひとつひとつの夢を実現して、昨日より一歩前進した自分に出会う。新しい景色を見せてくれる新しい場所に自分を連れて行く。インクブルーは、冒険心を忘れない、成熟した大人の人生という旅の相棒になる。

左から 「チェックインL」(30万5800円)、「キャビン」(24万4200円)、「トランクプラス」(39万7100円)

リモワ クライアントサービス 03-6733-9850

松坂桃李 | Tori Matsuzaka
1988年、神奈川県生まれ。2009年に俳優デビュー。『孤狼の血』で第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。近年の主な出演作に、ドラマ『御上先生』のほか、映画『父と僕の終わらない歌』『フロントライン』、さらに『パディントン 消えた黄金郷の秘密』『ひゃくえむ。』※声の出演(いずれも2025年)、映画『未来』(公開中)などがある。また今後の待機作として、TBS日曜劇場『VIVANT』続編、映画『SUKIYAKI』(12月25日公開)を控え、2027年放送のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』では主演を務める。@tori.matsuzaka.official

photography: Kei Sakakura, styling: Keita Izuka, hair & makeup: Eito Furukubo | creative direction: Mina Jokoji, editing: Chikako Hashimoto, casting: Takashi Sasai, project management: Tomoya Sasaki (FASHIONSNAP)

最終更新日: