「トムウッド（Tom Wood）」は、クリエイティブ・ディレクターのモナ・ヤンセン（Mona Jensen）が2013年にノルウェー・オスロでスタートしたブランド。天然石を多く使用したソリッドなデザインの指輪が人気。

- BRAND CONCEPT -

ジェンダーレスでミニマムなデザイン

　「トムウッド」の特徴は、実用的かつシンプルでオーセンティックなデザイン。ジュエリーはメンズライクでいて無骨すぎず、自立した女性に向けたエレガントさも醸し出す。2016年にウェアを始動。デニムを中心としたアパレルは「リーバイス（Levi's）」でマネージングディレクターとして経験を積んだモナの夫が手掛けている。2021年春夏には、ヘッドデザイナーにマティア・ヴァン・セヴェレン（Mattia Van Severen）を起用し、新コンセプトのテーラードコレクション「テン・バイ・トムウッド（Ten by Tom Wood）」をスタートした。

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FASHION

- CHARACTERISTIC ITEM -

代表アイテムは、シグネットリング

　シグネットリングとは、古くから紳士の身分証代わりだった伝統的なメンズジュエリーで、円形や台形の台座に家紋を彫ったデザインが特徴。「トムウッド」のジュエリーは、職人によって1点ずつハンドメイドで手掛けられている。メッキ加工をせずに作ったシルバーやゴールドをベースに、天然の鉱石をそれぞれの石の表情に合わせてカットしはめ込んだ、シンプルでいて存在感を放つリングが人気。天然石を多く使用したソリッドなデザインが、インフルエンサーやアーティストなどから男女問わず幅広く支持されている。

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お買いモノ

- MAIN SHOP -

主な取り扱い店舗は、百貨店とセレクトショップ

　日本における取り扱い店舗は伊勢丹新宿店や阪急うめだ本店などの百貨店のほか、エストネーション、エディション、ビオトープ、ドーバー ストリート マーケット ギンザといった高感度セレクトショップ。2020年3月にリニューアルしたエディション名古屋ラシック店には、日本初のショップインショップを出店した。

- NEW COLLECTION -

サステナブルに注力する新プロジェクトを始動

　2019年からは、環境負荷を軽減する「Low Impact Project」に取り組んでいる。ウィメンズとメンズのデニムシャツやパンツを揃えた2020-21年秋冬コレクションの「Low Impact Denim」では、オーガニック・テキスタイルの世界基準であるGOTS認証などを取得。水の消費量削減や合成化学薬品の不使用、グリーン貨物の起用などに取り組んだ。

　2021年春夏には、アパレルの新コンセプトライン「テン・バイ・トムウッド（Ten by Tom Wood）」をスタートした。「ガブリエレ コランジェロ（Gabriele Colangelo）」のシニアウィメンズウェアデザイナーを務めた経歴を持つマティア・ヴァン・セヴェレン（Mattia Van Severen）をヘッドデザイナーに起用し、クリエイティブ・ディレクターのモナとともに、メンズとウィメンズそれぞれ10種類のテーラードコレクションを製作。定番アイテムに絞ったラインナップや、デッドストックのスーツ生地を採用するなど、サステナブルなもの作りを追求。環境に配慮しながらデザインやクオリティにも妥協しない姿勢で、トータルファッションブランドへと成長している。