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グンゼ、スポーツを切り口にインナーを提案

《展示会レポート》

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「キレイラボ®」の新商品
「しあわせブラ」

グンゼは2018年春夏シーズンの展示会において、"スポーツ"を切り口にしたインナー提案を強化する。2020年の東京五輪を中心に今後、数年にわたり日本で国際的なスポーツ関連イベントが開催されるため、市場ニーズの盛り上がりに期待をかけている。レディスでは年齢層にこだわらず、ブランド軸で顧客を取り込もうとしている。

17年春夏はレディスがけん引役に

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「トゥシェ」の新商品「縫い目0」

2017年春夏シーズンでは、「キレイラボ®」などを中心に、縫い目をなくした「完全無縫製®」や"断ち切り"仕様のインナー群が好調に推移した。一般量販店(GMS)向けに売り方提案を強化した点が功を奏したようだ。客単価・買上点数ともに増加した。8月は天候不順で苦戦傾向だったが、秋物の消化が進んだという。

シーズンの大きなテーマは、「ストレスフリー」「コト消費」「スポーツ」。活動的な幅広いシーンでの着用を意識し、スポーツを切り口に商品をアピールする。レディスでは、年齢層にこだわらず、各ブランドのファンを増やす方針を強化する。"多様化した市場ニーズ・価値観に対応する"狙いがある。

「キレイラボ®」では、"サードウエーブブラ"と呼ばれる一体型のモールドカップを使用したシンプルなデザインのブラジャー「しあわせブラ」を新たに企画・提案した。肌側の生地を綿100%に仕上げて、肌触りを良くしている。

「トゥシェ」では、断ち切り仕様の「縫い目0(ゼロ)」を提案したほか、「アクティバランスゼロスタイル」、ライセンスブランドの「アディダスネオ」などをスポーツの切り口でまとめて展開する。

メンズ「YG」で"超速吸水"肌着を開発

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「YG」の「完全無縫製®」

メンズ肌着ブランドの「YG」では、綿100%で優れた吸水・速乾性を発揮する新素材を使用した"超速吸水"肌着を新たに開発した。詳しいメカニズムは非公表だが、従来品より吸汗性、速乾性が向上した。また、レディスで展開している「完全無縫製®」のモデルも新たに企画した。

「ボディワイルド」では、レディスの「アクティバランスゼロスタイル」やライセンスブランドの「アディダスネオ」と同様に、スポーツ切り口の提案を強化している。来年20周年を迎える同ブランド。高品質の新ライン「ボディワイルドプレミアム」ラインも立ち上げ、ブランドの業容拡大を進める。

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「ボディワイルド」はスポーツテイストを意識する

無縫製仕様のインナーは、同社でも市場でも主流になりつつある。子供向けインナーでも、無縫製仕様の新ブランド「ピスカピスカ」を立ち上げる。そのほか、17年秋冬からスタートしたライセンスブランド「ライザップ」も注目度が高く、順調なスタートを切ったようだ。

(樋口尚平)