Nagisa Ichikawa

ファッション界で"情報強者"になる意味は?ペリスコープやインスタ活用のすすめ

市川渚

ファッション コンサルタント

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ここ最近「流行っているな」「話題だな」「上手だな」と思わせるファッションブランドは(ちょっと語弊はあるかもしれないのですが)"情報強者"であるなと感じます。新しい情報に敏感であることはもちろんのこと、ブランドが発信する"ネタ"の面白さだったり、SNS含む各種メディアの活用方法だったり、"情報の扱い"が上手いんですよね。

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前日のレポ>>1日目:キーヴィジュアルやムービーなど "ランウエイだけではない"広がりに期待

ちょっと前まで、Instagramに拝見したショーや展示会等の写真をアップして、ブランドのオフィシャルアカウントをタグ付けしようとすると、殆どの東京ブランドでオフィシャルアカウントすら持っていないという状況でした。もちろん「Instagramが流行っているから、やらなきゃいけない」という話でも 「やっているからOK!」という話でもないのですが、インターネットを通じて世界中のあらゆる人たちと繋がれる、こんな時代だからこそ、タダで使えるツールは最大限活用したらいいのにな、と思う次第です。海外では、インデペンデントなブランドに数万人のフォロワーがついている、なんてこともたくさ んあります。

......もちろん、これらは、ちゃんとした服づくりがベースにあることが大前提なのですが。

さて、そんな中、ファッション×デジタル分野活用の新しい流れとして、今季はtwitterが少し前に買収したライブ配信アプリ「Periscope(ペリスコープ)」が日本でも盛んになってきた模様。正直、日本ではまだそこまで利用者が多くないのが玉に瑕ですが、Fashionsnap.comさんも今季から取り組まれているよう ですし(https://www.periscope.tv/fashionsnap/)、MBFWTオフィシャルでもまつゆう*さんによる ライブレポートを行っているようです(https://www.periscope.tv/matsuyou)。他のメディアでも普段だと、ELLE JAPONさん(https://www.periscope.tv/elle_online)が活用されていたりします。 

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こちらはFashionsnap.comさんによる「KEITA MARUYAMA」の配信画面

iPhoneでの手軽な中継とあって、画質がそこまで高くないのが難だなーと感じる事もあるのですが、誰でもいつでも、iPhone1つあれば放送局になれる、というのは、何だかもう凄い時代になったもんだなと、インターネット環境の進化に感謝しきりです(一方で、数年前から「ツイキャス」なんかもあり ましたが)。 SNSの普及で、(動画だけでなく写真もそうですが)シェアされたコンテンツを通し、色んな人の"視点"を垣間見ることができるようになりました。それらを通して、今まで自分の視点だけでは気づくことの出来なかった、"違った見え方"を見出すことができるようになったことは、今の時代ならではだなと思います。こういったライブ配信アプリを使って同じ空間をシェアしている他人同士の視点を、定点観測的に客観視できたら面白いのになーと思っているのですが、ランウエイでやってみたりしても、面白そうですよね。

そして、近年のSNSの傾向としてInstagramを中心としたアップするコンテンツ(写真)のクオリティにこだわる方向性と、「Vine」や「Shapchat」を中心としたインスタントで面白いコンテンツを作り出して行く方向性、全く違う2方向に向かって行っていて、現状Periscopeは後者に当てはまりますが、ここからどっちに舵を切っていくのかも気になるところであります。

私もこれを機にショー会場/展示会会場などから生中継してみようかなと思ったりするのですが、カメラを構えた状態では、両手が塞がってしまって、iPhoneを使うのが難しいのが残念なところです。もしかすると、きまぐれ生配信があるかもしれません、なんて。 https://www.periscope.tv/nagiko726

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2日目に拝見したのは、「beautiful people(ビューティフルピープル)」。昔のフレンチムービーに出てきそうなエレガントだけれど、遊び心あるスタイルが非常に好感度◎トレンチやガウチョパンツなどで登場したバーガンディカラ ーもお上品で素敵。そして、ミラノやパリコレでもたくさん登場していたシースルーアイテムもたくさん登場していました。トレンドの掴み方、そしてそれをbeautiful peopleにしかできない咀嚼をして、 コレクションに落としこむのが本当にお上手だなあと思います(実際、色んなショップに置いてありますし、女性からの指示も高いですよね)。

ちなみに、2016春夏シーズンはブルマ的なアンダーウエアまでスケスケなアイテムが、色んなブランドのランウエイを賑わしていましたが、果たして街中でもそれを着こなした女子を見ることができるのでしょうか。スケアイテム大好きの某モード誌Nのファッションエディターの友人と、来春を楽しみにしている次第です。

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「KEITA MARUYAMA(ケイタマルヤマ)」のショーでも、ラグジュアリーなエンブロイダリーがあしらわれたスケアイテムが登場していましたね。

そして、夜は(東コレとは離れますが)「BURBERRY」さんの新宿店オープニングパーティへ。クリストファー・ベイリーも来日されていたようなのですが、お目にかかれず......。4フロアに渡る新しいブテ ィックはこれからのBURBERRYのブランド戦略を象徴するようなラグジュアリーな空間。(ここが昔 「マルイワン」だったことが、信じられない......)。さまざまな職人さんがトレンチコートやバッグ、ス カーフ等にイニシャライズしてくれるサービスを実演されていました。

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東コレ期間中、毎回少なくとも1日はラグジュアリーブランドのイベントがカブる気がする。確か、前回 はカルティエさん。そんなこんなで夜開催のショーをほとんど拝見することができなかったのですが、 インビテーションを頂いていたにも関わらず、伺えなかったブランドさん、本当にごめんなさい!自宅→ショー会場の往復で、ドタバタ寝不足の日々が続いておりますが、3日目に続きます。

前日のレポ>>1日目:キーヴィジュアルやムービーなど "ランウエイだけではない"広がりに期待

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