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"雑誌ヲタク"元書店員が選ぶ「今月この雑誌!」-1月編-

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 雑誌ヲタクの元書店員である編集部インターンMが、1月発売(12/26-1/25発売)の雑誌を読みあさり、1月発売の雑誌のハイライトや、目を見張るほど素晴らしい企画、さらには独断と偏見で「今月のベスト・オブ・マガジン」まで決めてしまう本企画。今月は主にカルチャー誌にも視野を広げ、奥深い世界に戸惑いながらも「これは面白い!」とつい唸ってしまった雑誌を紹介します。

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<今月注目の雑誌>

スペクテーター(Spectator) VOL.35 「発酵のひみつ」

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健康、文章術、ポートランドなどなど、興味の先を行くおもしろいテーマを毎回特集する本誌。今回のテーマは「発酵」でした。料理に詳しくない人にとっては、「そもそも『発酵』ってどういうこと?」という感想を抱くと思いますが、本誌では発酵の歴史から紐解きます。

巻末には発酵食品のつくり方も載っていて、本誌を読んで上がったテンションのまま実際に発酵食品づくりに挑戦できます。どぶろくやシードルのつくり方も載っていますが、これらのお酒を自作すると、酒税法違反で法律に引っかかってしまうこともあるとのこと。あぶないあぶない。勉強になりました。

ミュージック・マガジン(MUSIC MAGAZINE)2月号 「坂本龍一」

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毎号ポップなイラストが表紙を飾る本誌。今号は、療養明けも精力的な活動を見せる坂本龍一氏が表紙を飾りました。

僕が注目したのは、特集「2016年はこれを聴け!」。13人の音楽評論家/ライターが薦める音楽の数々は、ジャンルやシーンも多岐にわたり、「このアーティスト知らなかった!」という驚きを与えてくれます。しかもそのジャンル分けは、ポップ・クラシック・テクノ......などといった一般的な区分ではなく、tofubeats氏などの「宅録」(自宅などで楽曲を録音すること)アーティストの注目株をセレクトしているカテゴリや、次世代のガールズ・バンドのカテゴリなど、音楽を新しい切り口で提案しています。その情報量は膨大で、紹介された各アルバムをストリーミングサービスで探しだすのにも一苦労といったものですが、新しい音楽に意識的に出会うのもいい時間の過ごし方ではないでしょうか。

<女性誌パトロール>

ヴィカ(vikka) 2月号 「大和撫子のニュー・スタンダード」

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ファッションだけでなく、所作や心遣い、そして生き方までを考えた「大和撫子」像を提案した本誌。「大和撫子はこんな女(ひと)」という企画では、その条件として、

・食べ方が美しい人
・文字が美しい人
・自然と上手に付き合うことができる
・大切にする物がある

など13の条件が挙げられていました。外見がおしゃれな女性も魅力的ですが、生活のあらゆるところに美しさを求める姿勢を持っている女性は、もっと魅力的に感じるかもしれませんね。

また、往年の名女優などの大和撫子エピソードを知る「先輩の生き方に学ぶ」というコーナーでは、見本とすべき大和撫子として、向田邦子・加賀まりこ・吉永小百合といった女性たちが取り上げられています。彼女たちの美の秘訣だけでなく、その生き方までも掘り下げた本コーナーは、女性にとって美しく生きるためのヒントになるのではないでしょうか。

<今月のベスト・オブ・マガジン>

アイスクリーム(EYESCREAM)2月号 「チームラボ」

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今月の本誌は、ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」を特集。紅白歌合戦でパフュームの映像をライゾマティクスが担当するなど、デジタルアートが一般的になってきた今、チームラボはそのムーブメントの中心的な存在でしょう。

代表の猪子寿之氏の強烈なパーソナリティは、前々からその作品とともに注目され、様々な媒体で特集されてきました。本誌でも猪子氏の1万字インタビューが掲載されるなど、これまで猪子氏が何を考えてきて、これから何がしたいのかということが整理されています。

またその他にも、チームラボのオフィスの中の写真や、これまでの作品集も一部解説付きで掲載されています。「チームラボ」の現在地を理解するのにピッタリの一冊ではないでしょうか。花の映像を照射される最上もがの印象的な表紙が目印です。

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