Fumitoshi Goto

ドライブスルーの待ち時間が一番長いのはスターバックス?

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

フォローする:

■マクドナルドなどファストフード店のドライブスルー売上は全体の50%~70%を占める。ドライブスルーは、店内で食べる時間のない忙しい人や、悪天候でも車から降りる必要がないことがメリットになっている。子供を連れての外食を避けたいときや、店内にいるうるさい子ども連れを気にする人にも利用されている。しかし、意外にもドライブスルー・サービスの利用は年々、減少傾向にある。調査会社NPDグループが今年7月発表したデータによると、ドライブスルーの利用回数は2012年5月から2016年5月の間に1.28億回減少した。一方で、ファストフード店からのデリバリーは同期間に6,900万回増加している。デリバリーの6割はピザ配達であるが、アプリなどネット注文の利便性が高まっていることが増加の背景にあるようだ。またフード・デリバリー・サービスのウーバーイーツも急拡大していることから、今後もフードデリバリーは増加していくと思われる。ドライブスルーもモバイルオーダー等を導入しながら、さらなるスピードアップと正確さの改善が図られる。そんな中、スピードと正確さのドライブスルー・パフォーマンス・ランキングが発表された。
ファストフード店の業界誌「QSRマガジン(QSR Magazine)」は3日、マクドナルドやチックフィレなどファストフードのトップ企業を対象にした「2016年QSRドライブスルー調査(The 2016 QSR Drive-Thru Study)」を発表した。それによると、ファストフードとファストカジュアルの15店中、最もドライブスルーのスピードが早かったのはウェンディーズだった。ウェンディーズのドライブスルー平均待ち時間は169秒と3分を切っている。2位はドーナツやコーヒー、マフィンなどを提供するダンキンドーナツで3分(181.03秒)となった。3位はバーガーキングの201.18秒、4位はKFCの203.91秒、5位はマクドナルドの208.16秒の順となっている。一方、ワーストワンとなったのはスターバックスだ。スターバックスのドライブスルーは5分間(299.80秒)もかかり、利用者はかなり待たされる。ワースト2位と3位は同系列となるハンバーガーチェーンのハーディーズ(273.73秒)とカールスジュニア(268.89秒)だ。注文の正確さでトップになったのは、日本に再上陸したカールスジュニアで96.7%の正確さだ。2位がチックフィレの94.5%、3位がハーディーズの93.0%となっている。ワーストワンは同位となるダンキンドーナツとウェンディーズの86.9%だった。スターバックスは88.7%とKFCに続いて下位から4位となっている。
スターバックスは今年、競合店に先駆けモバイルオーダーを全店にスピード展開したが、ドライブスルーは遅すぎると言わざる得ないようだ。

トップ画像:ドライブスルーのあるスターバックス。ドライブスルーに5分間もかかるようならモバイルオーダーのほうが早いだろう。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。QSRマガジン誌によると、ファストフードチェーンのドライブスルー平均待ち時間は2年前の203.3秒から昨年は221.9秒となり、今年は226.3秒です。メニューが複雑になっているのが速度ダウンの理由です。最も遅いのがスターバックスの5分。カップうどんにお湯を注いだのち、スタバに行ってドライブスルーでコーヒー買って戻ってくる頃「10分どん兵衛」「10分赤いきつね」が美味しくできています。注文の正確さも下位から4番目と悪いのも気になります。うどんを食べようにも「割りばしがない!」とスタバにクレームです(←なんでやねん!)。ファストフードチェーンは今後、モバイルオーダーを急拡大し数年もしないうちにドライブスルーも形態が変わってくると思います。その一つがカーブサイド・ピックアップ。スターバックスも実験をしていますが、アプリ経由で注文ができ指定された場所に駐車して、車内で待っているとバリスタがラテなど注文品を持ってきてくれるのです。
何度も強調しているようにファストフードチェーンにモバイルオーダーやカーブサイドピックアップが導入されると、スーパーマーケットも対応を迫られることになります。

後藤文俊

最新の関連記事

おすすめ記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング