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「アダストリア」第3四半期連結決算、増収するも値下げ率の増加で減益に

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アダストリア、2018年2月期
第3四半期 財務諸表(表1)

アダストリアの2018年2月期(2017年度)の第3四半期(3-11月)連結決算は、増収するも、国内外の値下げ率の増加が影響し、減益となった。売上高総利益率(粗利率)が低下したほか、主力ブランドの広告強化を図ったことなどで販管費率が増加したことも影響した。

新規ブランド、EC等が増収を後押し

連結売上高は、1,632億円(9.6%増)。国内の既存店ベースの売上高は、0.8%減と微減だったが、「ニコアンド」や「レピピアルマリオ」、新規ブランドの「ベイフロー」などがけん引役になった。粗利率の減少、販管費率の増加により、利益が軒並み減少した。そのほか、主力の「グローバルワーク」、「スタディオクリップ」なども堅調に推移した(表2を参照)。ちなみに、減価償却前利払い前税引前利益(EBITDA)は、138億4,900万円(39.0%減)だった。「のれん償却費」は20億円。

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アダストリア、2018年2月期
第3四半期 ブランド別・地域別売上高(表2)

ウェブ(EC)事業は、売上高が238億円、19.9%増と好調な推移だった。連結売上高に占める比率は16.2%(2.2ポイント増)で、前年同期比よりも増加している(自社ECの売上比率は約8.3%、1.2ポイント増)。自社ECの会員数は、前年同期比より100万人増え、約660万人になった。

海外事業は苦戦傾向にある。「香港」を除いて軒並み増収を達成したが、「台湾」を除き営業損失を計上している状態だ。「台湾」も増収を達成したが、営業利益は減少している(表2を参照)。

期末の店舗数は、1,543店(240増、48減)。海外店舗は120店(24増、12減)。国内は1,423店(216増、36減)と増加傾向にある。主力ブランドの「グローバルワーク」が213店(23増、2減)と最も多い。

通期の業績見通しに変更はない。連結売上高2,305億円(13.2%増)、営業利益135億円(9.5%減)、経常利益135億円(10.8%減)を計画している。

(樋口尚平)

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