宮澤高浩 代表取締役社長。TシャツはZOZO ©FASHIONSNAP

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コメ兵とゲオが出店、ZOZOUSEDがマーケットプレイスに参入し事業拡大へ

宮澤高浩 代表取締役社長。TシャツはZOZO ©FASHIONSNAP

 ファッションリユースのプラットフォームへ。「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」内で古着を扱うリユースファッションマーケット「ゾゾユーズド(ZOZOUSED)」を運営するクラウンジュエルが3月1日、マーケットプレイス事業をスタートした。これまで自社で商品を買取販売してきたが、他社が参加できるインターネット上の取引市場を開設し、リユース大手のコメ兵(KOMEHYO)とゲオが運営する「セカンドストリート」の商品の取り扱いを開始。初日の出品総額は約30億円を予定しており、今後もブランド、アイテム数を増やしていく計画だという。二次流通市場が拡大する中、新たな一手で攻めの姿勢に出る。

 アマゾン(Amazon)や楽天など既にマーケットプレイスはさまざまな企業で導入されているため後発となる同社だが、ファッション専門であることに加え、物流機能やビッグデータを有しているリユース大手2社を誘致することで優位なポジションを確立したい考え。クラウンジュエルの宮澤高浩代表取締役社長は、立ち上げの経緯について「ゾゾユーズドは非常に好調で、合わせてゾゾタウン全体でも順調に購入者数を増やしている。更に拡大していくためには商品の供給量を増やすことが重要と考えた」と話している。

 KOMEHYOとセカンドストリートが出店することで、ラグジュアリーブランドや高級宝飾品といったこれまでゾゾユーズドでは流通が少なかった分野を強化。アイテムの最大総掲載数は100万点から120万点を超える規模に拡大し、日本最大級のリユースファッションマーケットとして展開していく。取り扱いアイテムの信頼性を担保するため、当面は条件を満たした企業のみマーケットプレイスを開放するが、来期には出店企業数を10以上に増やす計画だ。

 マーケットプレイスの掲載アイテムは、商品をフラットに訴求するために自社買取商品と同様のページに並べる。今後は「ゾゾスーツ(ZOZOSUIT)」で計測した体型データをもとにした「自分サイズ検索」や、リユースならではの「コンディション検索」などを導入する計画で、グループ企業のリソースを活用しサービス面を強化していく。

 手数料が収益源となるマーケットプレイスでは自社買取に比べ利益率は下がるが、在庫管理の手間が省けることや在庫リスクの分散によって収益化は可能だとしている。ゾゾユーズド事業の商品取扱高は、2018年3月期第3四半期の113.7億円から、中長期的に500億円を目指すという。

 リユース事業を拡大する一方で、宮澤社長は「一次流通があってこその二次流通」だと強調。「服が売れないとリユースも成長できない。ブランドとタッグを組むことが重要」とし、ブランド側に購買情報などのデータを共有する施策を検討している。国内では、フリマアプリに自社製品がどれだけ出品されているのか、商品にどのようなコメントが付いているのかを調べて来期のデザインやMDに取り入れる"フリママーケティング"を実践するブランドも増えてきているが、そうしたニーズにも応えながら一次流通と二次流通の共存を計る。

ZOZOUSED:特設ページ

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