Fumitoshi Goto

IKEA、YouTubeチャンネルでリアリティ番組シリーズ放送

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■家具販売最大手のイケアは、同社のYouTubeチャンネルでリアリティ番組シリーズ「イケア・ホームツアー(Ikea Home Tour)」を放送している。3分~5分のビフォー・アフター番組は、一般の募集から「ホームツアー・スクアッド(Home Tour Squad)」と呼ばれるイケアで働くスタッフが依頼宅に訪れて、イケア商品でお部屋のメイクオーバーを行うのだ。

2014年4月の開始から、すでに50回以上の番組をアップロードしており、関連動画を含めれば100本以上もある。YouTubeチャンネルにはメインとなる番組の他、ティーザーとなる予告編や依頼主のインタビュー(感想)、商品紹介とワンポイントアドバイス、撮影の舞台裏やNG集のアウトテイクなどもあり、リアリティを増す工夫がなされている。

また、メイクオーバーで使われた商品はYouTubeの専用チャンネルやピンタレスト(pinterest.com/IKEAUSA/ikea-home-tour-makeovers/)で閲覧でき、ホームツアーの特設サイト(hometourseries)では商品を購入することも可能となっている。

4シーズン目となるホームツアーの登録者数は20万人を超えており、コアな視聴者がいることを裏付けている。またイケアの調査によると、ホームツアー視聴者の20%が4本以上のビデオを閲覧しているコアビューアーとなる。ビデオを視聴した人の94.9%は他の人にイケアを推薦しているという調査結果もあり、コンテンツとして成功事例となっているのだ。最近ではローカル局のニュース番組でもホームツアーが取り上げられている。

 イケア・ホームツアー401では、ニュージャージー州に住む十代の義理兄弟がシェアするアティック(屋根裏部屋)をメイクオーバーしている。共有部屋には仕切りがないため、お互いにパーソナルなスペースがまったくないのだ。勉強するときも遊ぶときも共有しなければならず落ち着かない。広さを活かしながらも二人のパーソナルスペースができるようにベッドルームをメイクオーバーした。

メイクオーバーでは普通、アフターのシーンで生まれ変わった部屋でサプライズしてもらうため、依頼者にメイクオーバー中の作業は見せない。しかし今回の依頼者は若いこともあり、達成感も味わってもらうため、二人にメイクオーバーをわざわざ手伝わしているのだ。出来上がった二人の部屋は共有スペースを残しながらもシェルフを仕切り代りにし、勉強などを集中できるように生まれ変わっている。今回のメイクオーバーでは家具に2,335ドル(約25万円)、照明に171ドル(2万円弱)、テキスタイル(布地・織物)に425ドル(5万円弱)、アクセサリー565ドル(6万円弱)でトータルは3,496ドル(38万円)となっている。

 最近のメイクオーバーは小さな家や部屋をいかに広く贅沢に見せるかが人気となっており、アパートの内装アドバイス動画が人気だ。

トップ動画:イケア・ホームツアー401では、ニュージャージー州に住む十代の義理兄弟がシェアするアティック(屋根裏部屋)をメイクオーバーしている。改造した二人の部屋は共有スペースを残しながらもシェルフを仕切り代りにし、勉強などを集中できるように生まれ変わっている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤はYouTubeに、ピアノやギターを弾いている動画15本をアップしています。毎日アップロードするようなユーチューバーでもないのにチャンネル登録者は2,000人以上で、全動画の総再生回数が300万回を超えています。興味深いことに、ここ4年間、まったくアップロードしていないにもかかわらず、動画の再生回数が加速して増えているのです。特にショパンの「幻想即興曲」を弾いたピアノ動画が顕著です。この動画の再生回数が100万回超えるのに数年かかりました。が、1年とちょっとの200万回の再生、それから半年もかからず260万回以上の視聴となっています。7年前の古い動画にもかかわらず再生回数が加速しているのです。これは想定外でした。原因は関連動画として露出が増えているからです。YouTube動画では関連動画を紹介していますが、そこで人気動画として引き合いに出される機会が増え、それに伴って視聴する人が増えているのです。クチコミと同じなんですね。
 YouTubeにアップしている動画の価値は再生回数で決まります。お店と同じようにクチコミされるような動画でなければならないということです。

後藤文俊

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