Fumitoshi Goto

ウォルマート、バーコード・スキャナー機能が売上に貢献

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

フォローする:

■ウォルマート・アプリがさらに使いやすくなっているのはご存じだろうか?ウォルマートのアプリ機能といえば、競合店との差額分をキャッシュバックして次回の買い物で値引く「セービング・キャッチャー(Savings Catcher)」やアプリとレジをQRコードで同期させるモバイル決済の「ウォルマート・ペイ(Walmart Pay)」、簡単に商品登録が出来る備忘録の「買い物リスト(Lists)」などがある。

今回紹介するのはウォルマートで最も使われるであろう「バーコード・スキャナー(Barcode Scanner)」機能だ。

ウォルマートの集客数はアメリカ国内で1.4億人といわれる。週末ともなればスーパーセンターの広い駐車場も一杯になるほどの客がやってくる。店内の混雑もすさまじい。商品棚を整理してもすぐに乱れてしまうのだ。特にお客が殺到するシーズナル商品売り場は乱雑になりやすい。クリスマスのプレゼント用の包装紙やバッグ、ハロウィンのコスプレ衣装、新学期商戦期のノートやペンなどの文房具類はお客が手に取って確認するため取り散らかってしまう。

アメリカでは一般的に値札シールが商品に貼られていない。商品が散乱すると棚に貼ってあるプライスカードの価格を確認できなくなるのだ。店内のいくつかの場所に商品バーコードをかざすと価格を表示するプライスチェッカーはあるが、そこまで行くのは面倒だし、プライスチェッカーを探すのさえ面倒だ。

ウォルマート・アプリにあるバーコード・スキャナーを使うことで一発で商品価格が分かるのだ。

ウォルマートに行くとウォルマート・アプリが「ストアアシスタント(Store Assistant)」のストアモードになる。その店の住所や電話番号などが記載した画面にカメラのような「タッチ・ツー・スキャン(Touch To Scan)」が表示され「価格検索(Find a Price)」をタップすればプライスチェッカーとなるのだ。これで商品バーコードをスキャンすると店の価格が即座に表示される。

一見すると地味に感じるが、商品価格が分からないということによる売り逃がしがなくなり、集客数1.4億人のウォルマートの店売上に大きく貢献することになる。

バーコード・スキャナー機能はアプリによるインストア・カスタマー・エクスペリエンス向上策の好例だ。

トップ画像:シーズナル売り場はシーズンの後半になればなるほど売り場が荒れてくる。これでは商品の価格が分からないが、下の画像のようにウォルマート・アプリでその場で一発でわかる。

ウォルマートに行くとウォルマート・アプリが「ストアアシスタント(Store Assistant)」のストアモードになる。その店の住所や電話番号などが記載した画面にカメラのような「タッチ・ツー・スキャン(Touch To Scan)」が表示され「価格検索(Find a Price)」をタップすればプライスチェッカーとなるのだ。

ストアモードにある「価格検索(Find a Price)」で商品バーコードをスキャンすると商品の価格が表示される。アプリ機能で乱れた売り場による売り逃しがなくなるのだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ウォルマート・アプリのプライスチェッカーは今年2月からアップされた機能です。ウォルマート・アプリといえば「セービング・キャッチャー」など顧客にとって便利で優れた機能が満載していて、プライスチェッカーの凄さに最近まで気づきませんでした。なぜ気づいたのかというと、ウォルマートの乱雑な売り場で実際に買い物をしたからです。先日の新学期商戦中、ウォルマートで丁度良いノートやペンを見つけました。でも価格が分からないのです。シーズナル売り場はシーズンの後半になればなるほど売り場が荒れてきます。9月に入るとシーズナル売り場は売れ残った文具類など一部を残してハロウィンの売り場になります。その売れ残ったノートなどの文房具はバラバラに重ねられています。欲しい商品を見つけても以前までは価格が分からないので購入を控えていました。プライスチェッカー機能で容易に確認できたことでノートを購入できました。逆に「安い」と思ったペンが、他の種類のペンの商品棚に置かれていて、実際には高かったというケースもありました。
当社IT&オムニチャネルワークショップではウォルマートでストアモードの「ストアアシスタント」にバーコードチェックも入れます。またカリキュラムが増えます。

後藤文俊

最新の関連記事

おすすめ記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング