Fashion 買ったモノ

【2018年ベストバイ】ライゾマティクス真鍋大度が今年買って良かったモノ

White Mountaineering バックパック

真鍋:今回の中で一番買って良かったのが、この「ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)」のバックパックなんです。かなり愛用していて。

F:素材感からしてタフな印象ですね。

真鍋:カッターでも切れないスペクトラ素材だそうで、軽くて防水。あと特徴は中の仕様ですね。使えるポケットがたくさんあって、パスポートを入れる場所も、"そこそこ!その場所に欲しかった!"というところにちゃんとある。僕はパスポートをよく紛失するので助かっています。

F:ホワイトマウンテニアリングのバッグは初めて買ったんですか?

真鍋:3つ目です。少しずつアップデートしていて、僕的にはもうこれで完成形かなと思っているくらい。年間6〜7割は海外で、国内の移動も多いんですけど、だいたいこのカバンを持っていきますね。恐らく相澤さん(ホワイトマウンテニアリングのデザイナー相澤陽介)もかなり海外出張が多いので、旅でも実用性で必要とされるディテールをよく知っているんだと思います。

F:普段はどんなものを持ち歩いていますか?

真鍋:パソコンとiPadとバッテリー、他にも色々ですが、ヘッドホンはいつも持っていますね。

F:カバンにヘッドホンが2つ入っています。これは?

真鍋:iPhone用とパソコン用ですね。最近はワイヤレス化していると思うのですが、Bluetoothで繋げると、僅かですが遅延するんです。0.1秒でもズレると音楽系の作業ができないので、そういう時は有線を使います。僕はヘッドホンを集めるのが趣味で。メーカーだと、このPHONONはオススメです。

F:何個くらい持っているんですか?

真鍋:100個くらいでしょうか。大学のころから買い集めていて、色々と試すのが趣味なんです。20個以上壊れていますけどね(笑)。

F:100個!真鍋さんはDJもしているし、それだけ試していたら間違いなさそうです。

真鍋:持ち運んでいるうちに結構壊れるので、まず壊れにくいのがいいんです。そういう意味でもバッグは重要。

 

adidas TERREX × White Mountaineering スニーカー

F:これもホワイトマウンテニアリングですね。アディダスのアウトドアライン「adidas TERREX」とのコラボスニーカー。

真鍋:夏頃にこのシリーズのシューズを初めて買って、履き潰したから2足目なのですが、他の靴が履けなくなってきたなと思うくらい履いています。

F:ソールにロゴが入っている。ポイントは履きやすさですか?

真鍋:まずこのBOAというダイヤル式の着脱が機能として秀逸ですね。普段から脱ぎ履きが多いので、とても便利。この巻くタイプのヒモは色々と試しましたが、その中でもこれがよかった。足が幅広なのですがフィットしますし、デザインも好きですね。中毒性が高い。恐らくもう一足買います。

F:スケーターだったとお聞きしたので、スニーカーもたくさん持っていそうです。

真鍋:今も集めています。それもスーパースターのようなベーシックではなくて、ちょっと変わったものを。アディダスって“テッキー”でコンセプチュアルなものとかそういうのが多いと思うんですよね。

F:今回のベストバイはホワイトマウンテニアリングが2品入りましたが、デザイナーの相澤さんとは同世代ですよね。

真鍋:はい。実は今、ライゾマのユニフォームを作ってもらっているんです。

F:そうなんですね!完成はいつ?

真鍋:2月くらいから着られそうです。リバーシブルのジャケットで、工事現場のように現場で目立つ必要がある時はオレンジ、本番のときは裏返して黒で着られるんです。プロトタイプを作ってもらって実際に現場で試着しながら、ポケットなどの仕様を決めていったので機能は間違いないと思う。

F:それは販売もしたら売れそうです。

真鍋:素材から何から細かいところにこだわりまくっているから、売ろうとしてもすごい金額になって売れないのではないでしょうか......相澤さんに相談ですね(笑)。

 

UNDEFEATED スリッパ

F:これは靴というか、室内履きですか?

真鍋:出張の時に必ず持っていくスリッパですね。海外のホテルには、スリッパが無いことも多くて、それが本当に苦手だったんです。色々と試した結果、これに落ち着きました。

F:「アンディフィーテッド(UNDEFEATED)」はLA発のスニーカーショップですが、こういうのも出しているんですね。ミリタリーテイストで、軽くて持ち運びに良さそう。

真鍋:あるとかなり便利ですよ。ペタンコになるので、飛行機の中でも使っています。アンディフィーテッドのエディ・クルーズ(Eddie Cruz)は友達というか兄貴的な存在。これはLAに遊びに行った時にショップでゲットしました。

F:海外出張のプロかと思いますが、必ず持っていくものって他にもありますか?

真鍋:あとは歯ブラシくらいかな。機材以外の荷物は最小限にとどめているのでそんなに荷物は多くないと思います。ヨーロッパも、自分一人のライブやレクチャーだったらバックパックと小さめのリモワのスーツケースだけで行けてしまいますね。シアター仕事だと機材を運ぶ時にはスーツケース27個とか、大量になってしまうこともあるのですが。

 

メガネ

真鍋:これ、カメラです。

F:カメラが内臓されているんですか!?普通のメガネにしか見えないです。

真鍋:秋葉原とかで、ちょっと怪しいお店にも売っています(笑)。ある企業から依頼されたプロジェクトがあって、データ収集をするためにネットで購入しました。

F:このメーカーはどこなんでしょう。

真鍋:どこなのかな......よくわからないのですが、他も試しつつ性能でこれを選びました。マイクロSDカードに保存するタイプで、FullHDで動画が数時間撮れるという。

F:怪しいことに使わなければ、色々と活用できそうなんですね。どんなデータを集めたんですか?

真鍋:カメラの位置を推定するAR関連のソフト、オブジェクトやシルエットを認識するための人工知能関係のデータで、日常的なデータです。電池も結構持つし、自然にかけられるので良いですね。かけたままトイレに入って残念な動画データが残っちゃうくらい(笑)。ブレがひどいので、プロダクト的にはスタビリゼーションなどまだまだ改善の余地ありですが。

F:普段もメガネはかけているんですか?

真鍋:いえ、昔はかけていたのですが、今はかけていないことの方が多いです。もし僕がメガネをかけていたら、気をつけてください(笑)。

 

今年のお買い物を振り返って

F:お買い物から今年を振り返ると、どんな年でしたか?

真鍋:あまり大きな買い物はしなかったですね。個人的にも仕事もですが、何千万もする新しいシステムを導入するとか、そういうのはなかったです。服も割と何年も着る方なので、20年前に買ったパーカをまだ着たりしています。

F:ちなみに、ガジェット系で買ってよかったものはありますか?

真鍋:面白かったのは「ティーンネイジ・エンジニアリング(teenage engineering)」のOP-Z。シンセなのですがiPadと一緒に使う感じで、ビデオシンセも入っていて。結構コンパクトですがとても優秀。

F:おお、面白そうです。これは遊び用ですか?

真鍋:そうですね。なんとなく買ってみたのですが、UIやデザインがとにかくいい。iPadとOP-Zで組み合わせて使えるのだけど、アプリの設計も素晴らしいですね。こういった類のものを、僕はマスターするまでが楽しいと感じる人間で実際の楽曲制作に使うかどうかはまた別ですね。あとは、仕事でも使っているものだと巻尺でしょうか。

真鍋:これもiPhoneとセットで使うと、測った場所や写真と一緒にアプリ上で保存できるんです。ステージ演出の仕事で、プロジェクターからの距離を測ってアプリで管理したり。ガジェットやギアは、最近の傾向なのかデバイスやアプリとセットで使うものが増えている気がします。

F:真鍋さんはPerfumeのステージ演出サポートでも有名ですしね。年末も忙しそう......

真鍋:仕事が多岐にわたるので色々と使って工夫しています。これからも、気になるものは買ったり集めたりして試していこうと思っています。

■真鍋大度
1976年東京生まれ。東京を拠点としたアーティスト、インタラクションデザイナー、プログラマ、DJ。ライゾマティクスリサーチを共同主宰。身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで作品を制作。高解像度、高臨場感といったリッチな表現を目指すのでなく、注意深く観察することにより発見できる現象、身体、プログラミング、コンピュータそのものが持つ本質的な面白さや、アナログとデジタル、リアルとバーチャルの関係性、境界線に着目し、デザイン、アート、エンターテインメントの領域で活動している。2019年1月14日まで、国内初の美術館個展「真鍋大度 ∽ ライゾマティクスリサーチ」を鹿児島県霧島アートの森にて開催中。
「真鍋大度 ∽ ライゾマティクスリサーチ」公式サイト

真鍋大度公式サイト
ライゾマティクス公式サイト

2018年】【2019年

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