外観イメージ
Image by: 京都市美術館

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「京都市京セラ美術館」2020年にリニューアルオープン、設計を担当する建築家の青木淳が新館長に

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 京都市美術館(通称=京都市京セラ美術館)が、2020年3月21日にリニューアルオープンする。設計は建築家の青木淳と西澤徹夫が担当。またリニューアル事業の設計段階から深く関わってきた青木は、4月1日付で新館長に就任した。

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 同館は京都で挙行された即位の大礼を記念し、1933年に「大礼記念京都美術館」として開館。第二次世界大戦中は重要な作品の一部を嵯峨の大覚寺などに疎開させながら美術館活動を継続した。戦後1946年から1952年までは連合国軍総司令部(GHQ)に敷地全体が接収され、解除後に「京都市美術館」へと改称。以降は「ルーヴル国立美術館所蔵フランス美術展」(1955年)や「ミロのヴィーナス特別公開」(1964年)、「ツタンカーメン展」(1965年)などを行ってきた。

 今回のリニューアル事業は、2015年に策定した「京都市美術館再整備基本計画」に基づき行われるもので、老朽化をはじめとした諸課題の解決するとともに、同館の目標である「将来的に国の文化財に登録されること」の実現を目指す。事業の主旨に賛同した京セラは同事業のために約50億円を負担している。また、50年間にわたるネーミングライツ契約を締結。通称を「京都市京セラ美術館」とし、本館を2017年から休館するなどリニューアルに向けて準備が進められている。

 改装では建築様式や外観を活かしながら、現代の美術館として求められる機構を整備することで、「故」と「新」を融合させるという。具体的には、アート作品の展示やパフォーマンス、イベントなどの屋外活動を行うことができるスロープ状の広場や、リニューアル事業のシンボルでもあるファサード「ガラス・リボン」を導入。展示スペースとして、現代アートに対応する高機能な最新設備を備えた「東山キューブ」や、新進作家のための「ザ・トライアングル」、歴史的空間で国内外の多彩な美術を体感できる「本館 南回廊・北回廊」、本館の中心に位置し天井高16mの旧大陳列室をリノベーションする「中央ホール」に加え、これまで非公開だった2ヶ所の中庭「光の広間」「天の中庭」が新設される。地下1階にはカフェやミュージアムショップがオープンする。

 2019年春にカフェやミュージアムショップなどの事業者の決定するほか、リニューアル初年度の展覧会をはじめとするプログラムラインナップを9月に発表する予定。なお、竣工は2019年10月末を予定しており、順次プレイベントを開催するという。

■京都市京セラ美術館
リニューアル予定日:2020年3月21日(土)
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124
公式サイト

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