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"新感覚サンダル"ジョジョを展開する京都の老舗履物屋「祇園ない藤」九段ハウスで初の展覧会開催

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 京都・祇園で140年以上履物作りを続ける祇園ない藤が、初の展覧会「ない藤モノ語り—50年女将のはきもの史とその未来—」を10月25日から27日まで九段ハウス(kudan house)(旧山口萬吉邸)で開催する。開幕に先駆けて関係者向けに内覧会を開き、履物のアーカイブやオーダーコーナー、草履型のサンダル「ジョジョ(JOJO)」などを公開した。

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 祇園ない藤は、草履台や鼻緒を様々な種類からオーダーできる履物を展開しており、着用シーンや服装といった履く人に合わせた製品づくりに定評がある。伝統的な技術の意匠を凝らした製品は、古くから神事にも利用されている。2013年から製作しているジョジョでは、耐久性のある合成ゴムや反発力のあるEVA素材、独自開発の特殊コルクなどを組み合わせ、長時間履いても疲れにくいサンダルを実現。機能性に加え、草履のようなデザインが国内外から人気を集めている。

 今回の展覧会は、ジョジョを広めるとともに、同店の製品クオリティーとストーリーを伝える為に企画。九段ハウスは日本の歴史的な建物であり、祇園ない藤の女将である内藤鶴子氏が幼少期に過ごした洋館と似たような雰囲気であったことから、会場に選んだという。

 九段ハウスの地下1階から地上2階までを使用し、鶴子氏の約50年の間に実際に使っていた履物や、現店主の内藤誠治氏のもの作りなどを紹介。地下には、鶴子氏が結婚式で履いた白銀の草履をはじめ、祇園祭やオペラ鑑賞、花見といった様々な用途で使用してきた草履を展示しており、誠治氏の解説を記したリーフレットと共に鑑賞できる。展示のなかには、誠治氏が先代とのやり取りの中で朧月夜に着想し、緑青色の漆に銀箔を重ねることで霞がかったような質感を生み出した作品も用意している。

地下1階の展示より(左から)鶴子氏が結婚式で履いた白銀の草履、緑青色の漆に銀箔を重ねた草履

 1階では、初代から代々保管している利休下駄の原型の草履をはじめ、薬師寺の花会式や東大寺二月堂の修二会(お水取り)など様々な神事に使われてきた伝統的な履物を含む歴史的な資料と、ジョジョを展示している。

 オーダースペースが中心となる2階には、漆塗りやスエード素材といった様々な質感の草履台を使い、過去のアーカイブ生地やラメ糸を織り込んだ鼻緒などと組み合わせた約30点の草履を、オーダー品の見本として展示している。また、草履台と鼻緒のパーツを約80種類揃え、会期中にオーダーすることができる。

■ない藤モノ語り—50年女将のはきもの史とその未来—
会期:2019年10月25日(金)〜10月27日(日)
場所:kudan house
住所:東京都千代田区九段北1-15-9
公式サイト

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