Fashion

ヨウジとサポート サーフェス出身のデュオ、新メンズブランド「イレニサ」を始動

「イレニサ」2020年秋冬コレクションの展示会より Image by FASHIONSNAP.COM
「イレニサ」2020年秋冬コレクションの展示会より
Image by: FASHIONSNAP.COM

 「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」出身のパタンナー小林祐と、「サポート サーフェス(support surface)」で企画、生産、デザインを経験した安倍悠治のデュオによるメンズブランド「イレニサ(IRENISA)」が、2020年秋冬シーズンにデビューする。

 小林は約6年ヨウジヤマモトでウィメンズと一部のメンズのパターンを担当し、安倍は約10年サポート サーフェスに在籍した後、2018年10月に2人のデザイン会社としてdo-siを設立した。2人ともウィメンズのパターンやデザインの経験があるが、メンズを本格的に手掛けるのは初めて。自分たちが着たい、リアリティのある服を作りたいと考え、メンズブランドに挑戦したという。

 ブランド名は会社の設立日の数字に由来し、深い意味を持たせずシンプルなワードを選んだ。コンセプトの「CHIC WITH SARCASM」はシックと皮肉を意味し、ジャケットやコート、シャツなどメンズ服の定番とされている型やディテールを2人の視点で変化させ、長く着られる服を提案していく。

 デビューコレクションでは全8型をラインナップ。パンツは一部を折り畳んだパターンで、縦のラインを美しく仕上げた。アイボリーとライトグレーを混ぜて先染めしたコットンキュプラは、光の当たり方でブルーグレーやホワイトに見えるオリジナルの素材で、シャツやジャケットに使用。ウールのジャケットは前身頃のボックスプリーツにポケットを納め、ショールカラーのパターンを応用してゴージラインを無くすなど、スマートな一着をデザイン。パタンナー経験のある2人のノウハウを詰め込んだという。ダブルボタンのロングコートは、イギリス陸軍の従軍コートをベースに、イタリア産のソフトなカシミヤ混ウールを採用。背面に取り付けたベルトはコートの内側で長さを調節できる仕組みで、ウエストを絞ってもシルエットが崩れにくい。キルティングで仕上げたジャケットのポケットのフラップ部分、ロングコートのチンストラップとベルトには、レザーアクセサリーブランド「レザーアート&クラフツ モト(LEATHERARTS & CRAFTS MOTO)」によるベジタブルタンニンレザーをアクセントとして取り入れた。アイテムに施されるネームタグは、テープにラバーを重ねてブランド名を彫った特注のデザインとなっている。価格帯は税別3万円台〜16万円台。

 ブランドのメインターゲットは小林と安倍と同じ30代が中心だが、安倍は「デザイン自体は奇をてらったものではなく、シャツやジャケットなどあくまでもスタンダードな形が基本。僕たちがデザインするディテールの微細な違和感を面白いと思ってくれる人たちに年齢にこだわらずに着て欲しい」と話した。小林も安倍も前職でファッションショーを経験しており、新ブランドでも基盤を固めてから展示会だけではない発表方法を検討していくという。

■イレニサ:公式サイト

最新の関連記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング