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　イレニサは、小林祐と安倍悠治が2020年秋冬シーズンにスタート。「CHIC WITH SARCASM」をコンセプトに掲げ、モードとクラフトマンシップを融合させ、遊び心を持たせたメンズウェアを提案してきた。安倍が「サポート サーフェス（support surface）」でキャリアをスタートしたこともあり、「ウィメンズライン自体はいつでも始められる状態ではあった」とし、ブランドの方向性が定まってきたデビューから10シーズン目を迎えるタイミングを待ってウィメンズラインを始動させた。　2025年春夏シーズンでは、「Variable Void（可変する空間）」をテーマに、20世紀イタリアの美術家 ルーチョ・フォンタナ（Lucio Fontana）から着想を得たアイテムを展開。JR原宿駅からほど近い無機質な会場で、作曲家 若狭真司が書き下ろした楽曲をBGMに新作を纏ったモデルがランウェイを歩いた。ウィメンズラインからはジャケットとショーツのセットアップやメンズと色を揃えたターコイズブルーのニット、シアー素材のシャツ、スカートなどをラインナップ。価格はメンズと同程度で、女性が着用することを想定したアイテムは全体の4割程度になるという。　ウィメンズライン始動にあたり、デザイナーの安倍は「元々イレニサは明確にターゲットを絞って展開していた訳ではないが、今回ウィメンズウェアをスタートすることで、性別を問わず、より幅広い層に自分たちの服を届けられるようになったのは嬉しい」とコメントしている。

IRENISA

Fashion

イレニサがウィメンズラインをスタート、ランウェイショーで初披露

　イレニサは、「ヨウジヤマモト（Yohji Yamamoto）」出身のパタンナー小林祐と、「サポート サーフェス（support surface）」で企画、生産、デザインを経験した安倍悠治のデュオによるメンズウェアブランドで、2020-21年秋冬シーズンにデビュー。今年3月には「Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 A/W」のトップバッターとして、ブランド初となるフィジカルショーを発表した。　別注アイテムは、オープンカラーの半袖シャツ（4万6200円）とトラウザー（5万2800円／いずれも税込）のセットアップを展開。ローラーなどの機械的圧力を加えずに蒸し上げる染色と、天日乾燥によって製作した。素材は、イレニサのコレクションで使用されているリネンのジャカード生地を採用。本水牛のロゴ入りボタンを用いた。　ザ トウキョウの表参道店では、別注アイテムの発売を記念したポップアップを開催している。期間は3月26日まで。18日には、デザイナーの小林と安倍が会場で接客するという。

ザ トウキョウ、イレニサに別注したセットアップ発売　本水牛のボタンを採用

　イレニサは、「ヨウジヤマモト（Yohji Yamamoto）」出身のパタンナー小林祐と、「サポート サーフェス（support surface）」で企画、生産、デザインを経験した安倍悠治のデュオによって2020-21年秋冬シーズンにデビューしたメンズウェアブランド。テイストの違うブランド出身で、アイデアやデザインのアプローチも違う2人が共通する美意識を持って服づくりに取り組んでいる。　2023年秋冬コレクションのテーマは「HAZY MOON（朧月）」。はっきりとした形を持たずに移り変わる光や風、水、植物などの自然の表情に見られる「自然原理」の美しさからインスピレーションを受け、染織や縫製の職人技術と掛け合わせた。　ランウェイショーは、暗転後、朧月明かりを想起させるぼんやりとした光が浮かびあがりスタート。京友禅の職人の手で刷毛染めされたストールは、染料が生地に染み込む具合を自然のままに委ね、人が手を加えすぎないようにすることで、自然が作り上げるものと職人の手仕事との美しいバランスを追求した。同様に刷毛染めされたコーデュロイのセットアップは、表面にしか色が付けられない通常のプリントとは異なり染料が染み込むことでレイヤーが生まれ、奥行きのある色味で仕上げられている。柿渋染めのベージュのセットアップは、酸化することで色味が変化していく、経年変化が楽しめるアイテムとなっている。　2022年に「TOKYO FASHION AWARD」を受賞したイレニサは、2023年1月にパリで展示会を実施。パリで今まで以上に多くの目に触れる機会が得られたことに手応えを感じたと言い、海外でも「自分たちのものづくりの考え方をしっかり伝えていければ」と語った。

東コレ23年秋冬が開幕　「イレニサ」初のフィジカルショー、自然原理と職人技の美しさを表現

　イレニサは、「ヨウジヤマモト（Yohji Yamamoto）」出身のパタンナー小林祐と、「サポート サーフェス（support surface）」で企画、生産、デザインを経験した安倍悠治のデュオによるメンズブランド。　ブランド初となる伊勢丹での今回のポップアップでは、2023年春夏コレクションの全アイテムを展開。一部日程でデザイナーの小林祐と安倍悠治が店頭で接客を行う。

イレニサが伊勢丹で初のポップアップを開催、23年春夏の全商品をラインナップ

　ステュディオスは、昨年1月に国内14ブランドとセットアップの別注シリーズを発売。今回の新規参加は7ブランドで、デザイナー川上淳也が手掛ける「セブン バイ セブン（SEVEN BY SEVEN）」によるペイントデニムや「フミト ガンリュウ（FUMITO GANRYU）」のシャツジャケット、「コウザブロウ（KOZABURO）」のデニムやキャップに加えて、「ユハ（juha）」、「08サーカス（08sircus）」、「ファセッタズム（FACETASM）」、「イレニサ（IRENISA）」のアイテムをラインナップしている。　また、「サルバム（sulvam）」や「ファッチーズ（FACCIES）」、「ターク（TAAKK）」、「エムエーエスユー（M A S U）」、「ウジョー（Ujoh）」、「レインメーカー（RAINMAKER）」の6ブランドが引き続き別注アイテムを製作。価格帯は税込2万2000〜11万円。

FACETASM

TAAKK

UJOH

RAINMAKER

sulvam

juha

KOZABURO

FACCIES

SEVEN BY SEVEN

STUDIOUS

FUMITO GANRYU

M A S U

ステュディオスが東京のメンズ13ブランドに別注、ファセッタズムやフミト ガンリュウが新たに参加

　別注アイテムとして、ブラン ワイエムのショートトレンチコート（2色、9万4600円）をはじめ、ブラームスルーツストックのオリーブカラーのトラウザーズ（4万700円）や、インテリムのレギュラカラーシャツ（4万1800円）、イレニサのテーラードジャケット（6万3800円）とツータックのワイドパンツ（4万1800円）、エイトンのショートモッズコート（9万7900円）、カネマサのストライプシャツ（2万7000円）の7型を展開。スタジオ ニコルソンからは、ダウンジャケット「OJECT」の復刻モデル（11万円／いずれも税込）をラインナップする。　公式オンラインストアでは、3回に分けて販売。第1弾として9月25日にブラン ワイエム、ブラームスルーツストック、インテリムの3ブランドを揃え、第2弾のイレニサとスタジオ ニコルソンは10月1日から、第3弾のエイトンとカネマサは10月8日から展開する。

ATON

Blanc YM

KANEMASA

スタジオ ニコルソンの復刻アイテムなど、高島涼のプラスエイティワンが2周年記念アイテムを発売

　同賞は、東京を代表し世界で活躍するブランドになる可能性を秘めたファッションデザイナーを選出し、海外での活動をサポートするファッションアワード。これまで東京都と繊維ファッション産学協議会が主催していたが、前回からは東京都と一般社団法人日本ファッションウィーク推進機構（JFWO）が主催している。　審査員は海外から元「コレット（Colette）」で「JUST AN IDEA」創設者のサラ・アンデルマン（Sarah Andelman）、「WOOSTER CONSULTING」ファウンダーでクリエイティブディレクターのニック･ウースター（Nickelson Wooster）、国内からは宮本智美（阪急阪神百貨店）、山外拓海（阪急阪神百貨店）、石田修平（三越伊勢丹）、﨑谷由衣（三越伊勢丹）、中根大樹（TOKYO BASE）、澤之井頌子（TOKYO BASE）、増田晋作（ユナイテッドアローズ）、浅子智美（ユナイテッドアローズ）の計10人で構成。昨シーズンからウィメンズブランドの支援を拡充する目的で支援デザイナーの枠を6人から8人に拡大した。今シーズンは過去最多の応募者数となった昨年を更に上回る数の応募が寄せられたといい、JFWOの古茂田博事務局長は「審査は難しかったがなんとか受賞者を選ぶことができた。受賞ブランドが世界で活躍することを期待している」とコメント。イレニサの小林は「この受賞を機に世界に通用するブランドに成長していけたら」と喜びを語った。　受賞8ブランドには、メンズ・ウィメンズのパリファッションウィーク中に開設するショールーム「showroom.tokyo」への出展のほか、バイヤーとビジネスマッチングの場が設けられ、国内外でのビジネスチャンス拡大のための支援を受けることができる。

TENDER PERSON

AKIKOAOKI

INSCRIRE

FETICO

TANAKA

TOKYO FASHION AWARD

KHOKI

「TOKYO FASHION AWARD 2023」受賞者発表、タナカやテンダーパーソンなどが選出

　イレニサの自主開催によるポップアップは今回が初。会場となる「GALLERY北野坂」は、建築家の安藤忠雄の設計によって建てられた。　ポップアップでは、両ブランドの2022年春夏コレクションを軸に、過去シーズンのアーカイヴピースも販売。一部日程で、小林と安倍も店頭に立つ予定だという。

SATORU SASAKI

イレニサがサトル ササキと合同でポップアップストアを出店、会場は安藤忠雄設計のギャラリー

Yohji Yamamoto

support surface

ヨウジとサポート サーフェス出身のデュオ、新メンズブランド「イレニサ」を始動

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