リバースプロジェクトの公式サイトより
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伊勢谷友介逮捕で「リバースプロジェクト」のコラボ商品は販売中止に、プロデュースした制服は着用継続の方針

リバースプロジェクトの公式サイトより
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 俳優で「リバースプロジェクト(Rebirth Project)」代表取締役を務める伊勢谷友介容疑者が大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕されたことを受け、リバースプロジェクトを通じてコラボレーションしていた企業が商品の販売中止を決めた。

 商品を取り下げたのは全日空商事とディノス・セシール。全日空商事はバッグブランド「マスターピース(MASTER-PIECE)」とのトリプルコラボレーションで、ANAの航空機で使用したボーイング777のシートベルトと自動車のエアバッグを利用したアップサイクルバッグを製作していた。ANAの公式オンラインショップで取り扱っていたが、今回の報道を受けて販売を取り止めた。ディノス・セシールは「ディノス」のメンズファッションブランド「ディノスコード(DINOS CHORD)」でリバースプロジェクトと協業し、今年3月には第4弾としてインドのオーガニック綿を原料に採用した「布帛切替オーガニックTシャツ」を発売。同社も重大性を鑑み、報道直後に販売中止を決定した。今後の展開については現在検討中だという。

 なお、2020年春夏シーズンに「エス エッセンシャルズ(S.ESSENTIALS)」とリバースプロジェクトのコラボライン「エス スタンダード(S.STANDARD)」を立ち上げた三陽商会は、商品はダブルネームではないことから取り下げていないという。また、単発企画と位置付けているため、今後の取り組みについては検討していないと回答した。

 リバースプロジェクトではコラボアイテムの開発のほか、同プロジェクトが運営する「全日本制服委員会」を通じて企業の制服プロデュースにも積極的に取り組み、エシカルな素材や循環システムを取り入れた環境配慮型の制服づくりを行っている。これまでに貝印やイトーキ、ヤマト運輸の一部施設スタッフのユニフォーム刷新に携わり、イトーヨーカドーでは29年ぶりとなる従業員の制服リニューアルのプロデュースを手掛けた。いずれの企業も現時点で着用中止の予定はないが、一部の企業は協議を続けているという。

 リバースプロジェクトは2009年の始動以来、クリエイティブな視点で社会課題の解決に取り組んできた。今回の報道を受け、リバースプロジェクトは公式サイトに謝罪文を掲載。同社として事件の関与は一切なく、捜査には全面的に協力するという。今後は再発防止策として「企業統治・社内ガバナンスの見直し」「組織体制の再編」の2つを対策に掲げ、「再発防止策及び伊勢谷友介に対する処分を含め、今後の弊社の対応については、可及的速やかにご報告させていただきます」としている。

 伊勢谷容疑者は俳優として活躍する以前はファッションモデルとして活動。今年7月に逝去したファッションデザイナー山本寛斎氏の異母兄弟にあたる。

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