就職や転職活動中の人(候補者)や人材を求める企業にとって、カジュアル面談は出会いの可能性を広げてくれるものだろう。しかし、カジュアル面談の定義・解釈にはばらつきがあり、実際はそこまで「カジュアル」ではないのが現状らしい。
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そこで株式会社Meetyは、候補者が企業の人の提示する「話せるネタ」をきっかけに申し込みができるカジュアル面談プラットフォーム「Meety」を開発、2020年10月1日より提供を開始した。
カジュアル面談の現状
先述の通り、現在のカジュアル面談には、解釈のばらつきや候補者と企業間の期待値のミスマッチなど面談をカジュアルに実施できない課題がある。
例えば「(選考しないはずが)結局、選考された」という候補者や、「まったく転職意欲はなく、遊びに来ただけか……」という企業側の落胆の声が多いとか。
それは、面談の内容がわからないことがひとつの原因とも考えられる。いくら企業が「選考ではないので気軽に話しを聞きに来てください」と言おうと、何の話をするかはわからず、結果想像と違う面談になってしまうことがあるのではないだろうか。
同社はそんな「面談の内容がわからない」という課題を解決するシステムを構築し、カジュアル面談をよりカジュアルに実現できるサポートをしていく。
話す内容を決めて気軽に申し込み
「Meety」には、「#わたしのシゴト」「#わたしのチーム」「#わたしのキャリア」「#自由テーマ」という4つの話のカテゴリがある。
候補者が興味のあるテーマで話せる面談者へ「気になる」を送信すると、面談者の承認後マッチングが成立しダイレクトにつながることが可能だ。
例えば、「#わたしのシゴト」では、2020年9月からスタートアップ幹部人材のキャリア支援と重要採用候補者の見極め支援の2事業を展開中のHR系スタートアップProfessional Studio株式会社(XTech子会社)の代表取締役 市川龍太郎氏が「事業プランの壁打ち」というテーマを提示していた。
「#わたしのチーム」では株式会社サイバーエージェントの海老原和成氏がヒットゲームを作る体制について、「#わたしのキャリア」ではROXX,Inc.の近藤研吾氏がスタートアップの人事立ち上げ秘話についてなど、さまざまなテーマが並んでいる。
このように、話す内容をピンポイントで提示することで、候補者は面談の流れを予想しやすくなるだろう。
ミスマッチを防ぐガイドライン
「Meety」には、候補者と面談者の期待値のミスマッチを防ぐためのガイドラインが用意されているのも特徴。
例えば、面談者に対し「志望動機を聞くのはNG」「合否は伝えない」ということや話せるネタを軸に会話を主導しつつ、候補者の質問に答えるスタイルをとることなどが示されている。
候補者に対しては、「事前準備は必要ない」「必ずしも転職意欲がなくてもよい」「面談者への感謝を伝える」というシンプルなガイドラインが示されていた。
「Meety」は、「選考」の前段階である「つながり」を重視したサービスといえるだろう。「つながり」から多くの可能性を見いだせる機会を創出する同サービスの今後に期待したい。
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