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繊研plusワコールは、アバターを活用した非対面型の新しい接客システム「アバカウンセリングパルレ」を開発した。10月29日から直営店「3Dスマート&トライ東急プラザ表参道原宿店」でサービスの提供を始めた。
アバカウンセリングパルレは、同社の強みであるビューティーアドバイザー(BA)の接客スキルを生かしながら、客がストレスなく便利に下着選びができることを目指して開発した。BAの表情や動きを読み取ったアバターが、リアルタイムで下着選びのカウンセリングを行い、客はアバターを介してBAと対話する。対面よりもより気軽に、要望や悩みを相談できるという。
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このシステムは、BAの接客技術に、HEROES(東京、髙崎裕喜代表)のアバターコミュニケーション技術「アバトーク」を融合して開発した。システム開発・運用に関する技術支援はテックファーム(東京、千原信悟社長)が行う。
同店ではこれまで3Dボディースキャナーでサイズを計測した後、①AI(人工知能)と対話して自分で選ぶ②BAによるカウンセリング――を提供してきたが、三つ目の選択肢としてアバターによるカウンセリングが加わった。なお、BAによる予約制の個室カウンセリングは感染症の影響を考慮して休止しているが、店頭での通常接客によるカウンセリングは継続している。
アバターとして接客するBAは、現状は同店内の別の場所にいて対応するが、将来的には自宅や事務所などリモートワークで業務が行えるように運用実験も行う。BA不在地域や、育児・介護などで店舗業務が難しいBAの、新しい働き方にもつなげていく。
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