
今年のお買い物を振り返る「2020年ベストバイ」。6人目は今年、自身2度目となるテニスの全米オープンを制覇した大坂なおみ選手。ファッション好きでも知られ、公の場やプライベートでの個性的な服装やスタイリングの数々は、スポーツ界のファッションアイコンとしても注目されるほどです。今、"世界で最も稼ぐ"女子アスリート・大坂なおみ選手が2020年に買って良かったモノ5点。(※取材は遠隔で実施)
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FASHIONSNAP.COM(以下、F):まず2020年を振り返って。テニス選手としてキャリアの上で重要な一年となった一方で、新型コロナウイルスの影響で世界が一変しました。大坂選手にとってどんな一年でしたか?
大坂なおみ(以下、大坂):今年は自分自身を振り返る年でした。例年ならツアーで世界を飛び回り、そうじゃない時は家と練習場の往復といった完全にテニスが中心の生活です。でも今年は選手生活で初めてそういったルーティーンから離れ、スポーツとは全く関係ないコンセプトやアイデア、趣味といったことを探求できる時間を持てました。とてもタフな1年でしたが、同時に常に私を力強くサポートしてくれる人たちが周りにたくさんいることに気づかされ、改めてありがたみを感じることができた一年でもありました。
F:大坂選手の身に着けるものにも注目が集まりました。全米トーナメントで着用して話題になった黒マスクや優勝時のフォトセッションでのハイチからインスパイアされたというドレススタイルは特に印象的でした。どれも力強く、「大坂なおみ」という人間を表したピースだと感じたのですが、自身が身に着けるものはどういった意味を持ち、どのように選んでいるのですか?
大坂:全米オープンでのマスク着用は自分のためにしたことでした。こんなにも多くの人が私の身に着けるものや服のセレクトに注目するなんて思ってもみませんでしたが、それがきっかけで会話が始まり、問題意識が波及していったことは率直にうれしかったです。それと同時にファッションが持つパワーというものを実感しました。
▲全米オープンで警察官の暴力により被害者となった7名の黒人の名前が入った黒マスクを着用して話題に。
F:今年は様々なファッションやアパレルブランドとのコラボを発表し、2月にはニューヨークのファッションウィークにも参加しましたね。ファッションへの情熱は以前お伺いしましたが、改めて今年ファッションがもたらした影響は?
大坂:服をデザインすることは長く温めてきたアイデアでした。というのも、姉と私は幼い頃から練習に行くまでの移動時間に服のスケッチをして時間を潰していたんです。前田華子さんの「アディアム(ADEAM)」とのコラボレーションは素晴らしい経験でした。一つのステッチにどれだけの考えとディテールへの追求が込められているのかを知り、ファッションクリエイションへの尊敬と喜びを一段と強く感じることができました。ファッションデザインに携われたことはとても大きなモチベーションになりました。


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▲コレクションの中でも特にお気に入りなのはパールのイヤーカフ。どんな服にもフェミニンなアクセントになるそう。
F:プロのアスリートを目指す子どもたちが夢を抱けるようにあえて聞きますが(笑)、全米オープンでの優勝賞金(300万ドル=約3億1000万円)で買ったものを一つ教えてください。
大坂:友人とのバカンスに使いました。ビーチで1週間過ごし、乗馬や釣りをしたり、スクーターで島の周辺を回ったりしました。数ヶ月間の厳しいトレーニングと試合から解放されてリラックスするにはベストな方法で価値のあるご褒美だったと思います。どちらかというとアイテムよりも体験にお金を費やすことが好きなんです。なぜならその思い出は一生持ち続けていられるから。とはいえファッションとなると色々買ってしまうんですけどね(笑)。
F:そうなんですね。普段どんなときに買い物をするんですか?
大坂:私にとってショッピングはクリエイティブなプロセスなんです。ユニークなアイテムやそれらを組み合わせてストーリーを伝える、ということが好きなので、その時の気分によって買うものが変わってきます。
東京にいれば世界中のどこにいっても買えないようなスペシャルなものが見つかる原宿が好き。オンラインショッピングサイトはモーダ・オペランディをよく使います。あとインスタグラムで一点ものの作品にでくわすのもワクワクしますね。
F:でも今年は街で買い物する機会も少なかったんじゃないですか?
大坂:テニスツアーの楽しみの1つは、世界中に行けることです。中でも色々な都市のファッションや文化を探索するのが大好き。今年はパンデミックの影響であまり遠征や旅行にも行けず、ほとんどオンラインでの買い物になりました。来年こそはお店でショッピングができるようになるといいですね。
F:お気に入りのブランドはありますか?
大坂:ユニークで他には見ないようなデザインが好きです。ブランドでいうと、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「アディアム」「アレキサンダーワン(alexanderwang)」「キャロライン コンスタス(CAROLINE CONSTAS)」「カルトガイア(CULT GAIA)」「クシュニー(CUSHNIE)」「ジャックムス(JACQUEMUS)」「ジョハンナ・オルティス(Johanna Ortiz)」「ジョナサン・シムカイ(JONATHAN SIMKHAI)」「モンス(MONSE)」「ナイキ(NIKE)」「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」「リーバイス(Levi’s®)」「パイアーモス(PYER MOSS)」「ジマーマン(Zimmermann)」が好きです。
F:たくさんありますね。お店だとどこで買うことが多いですか?
大坂:ロサンゼルスのドーバー ストリート マーケットに行くのが好きです。(でも銀座のDSMも大好き!)いつもそこでインスピレーションを得ています。毎回手ぶらで行ったとしても、帰り際には必ずショッピングバッグを携えるハメになります...。それも1つでなく複数(笑)。
F:なるほど。そんなファッション好きの大坂選手が買ったモノが気になります。早速アイテムの紹介をお願いします。
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