シチズン時計公式サイトより
シチズン時計が2021年3月期第3四半期(2020年4月1日〜12月31日)の連結業績を発表した。売上高が1511億2900万円(前年同期は2249億4300万円)、営業損益が60億7500万円の赤字(同112億2300万円の黒字)、経常損益が26億5000万円の赤字(同124億1700万円の黒字)で、親会社株主に帰属する四半期純損益は219億1500万円の赤字(同70億2200万円の黒字)と減収減益だった。
同社では、新型コロナウイルスの収束の見通しが立たない状況でインバウンド需要の減少などが業績に響いた。米国や欧州、中国を除くアジア圏は依然として低迷状態であったが、中国市場は徐々に回復傾向にあるという。時計事業の「シチズン(CITIZEN)」ブランドの国内市場は大幅に業績が落ち込んだものの、欧州市場はロックダウンの影響を受けながらも比較的堅調に推移。また、「ブローバ(BULOVA)」は北米市場を中心とした全体の売上が落ち込んだが、EC販売は好調だった。
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時計事業および工作機械事業が想定を上回る業績となったことから、同社では2021年3月期(2020年4月1日〜2021年3月31日)の通期連結業績予想を上方修正。売上高を2040億円(従来予想は2020億円)、営業損益を105億円の赤字(同140億円の赤字)、経常損益を65億円の赤字(同100億円の赤字)とし、親会社株主に帰属する四半期純損益は300億円の赤字で据え置きとなっている。
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