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文章生成AI「GPT-3」の活用広がる 1日に45億ワードを生成中

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人間によるものと区別がつかない文章を生成するとして話題になった「GPT-3」。2020年6月にOpenAIが商用APIをリリースして以来、今では300以上のアプリケーションで利用されるまでになっているようだ。1日あたり平均45億ワードを生成していて、生成量は今後も増え続けるという。

GPT-3はビジネスから教育、創作、ゲームにいたるまで幅広い領域で活用されており、OpenAIによるブログ記事では3つの事例が紹介されている。

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バーチャル・ビーングはストーリーに沿った会話を生成

Viable」はGPT-3を使用して、ヘルプデスクのチケットやチャットログ、レビューなどからテーマや感情を識別。これらを集約して数秒で要約を提供する。

例えば「チェックアウト体験で顧客を苛立たせているものは何?」とたずねると「ロードに時間がかかりすぎるため、顧客はチェックアウトフローに不満を感じている。また、チェックアウト時に住所を編集し、複数の支払い手段を登録する方法も求めている。」といった洞察を返してくれるようだ。

また「Fable Studio」は、GPT-3を使用して「バーチャル・ビーング(仮想的な人物)」を強化。ストーリーに沿った会話をインタラクティブに生成する。Fable Studioを活用して制作の映像作品はエミー賞を受賞していて、人間とバーチャル・ビーングの自然なやり取りは動画で確認できる。

複雑な質問に対して関連性の高いコンテンツを提示

Algolia Answers」ではGPT-3を高度な検索テクノロジーと統合し、複雑な質問に対して関連性の高いコンテンツを提示する。ヘルプデスクが自然言語でナレッジベースを検索して、瞬時に重要なものをピックアップ……といったユースケースが想定されるようだ

ところでGPT-3がオープンソースでない理由として、OpenAIの掲げる「AIをすべての人類に利益をもたらすものに」との使命遂行コストをまかなう意図があるとのこと。巧妙すぎる文章を生成するGPT-3自体が、まさに諸刃に剣そのもので、誤用を防ぐための対策としてアプリケーションの本番稼働前にはOpenAIによるレビュープロセスが設けられている。

GPT-3の商用APIを利用するにはウェイティングリストへの登録が必要で、OpenAIは十分時間をかけて利用を拡大していく意向だ。

参照元:GPT-3 Powers the Next Generation of Apps/ OpenAI

(文・山田洋路)

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