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実は知らない?代表的な3つの柄のバリエーションを解説

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ファッションを楽しむ上で、取り入れると一気に華やかになるのが柄アイテム。ストライプやドットなどその種類は様々ですが、例えば、定番のチェック柄にも種類があるのをご存知ですか?その種類はとても豊富で、代々受け継がれる日本でいう家紋のような役目のあるチェックも存在します。名前がすぐに出てくるものから、そうでないものまで、改めて柄の名称を知ることでアイテム選びが楽になり、より理想のコーディネートに近づけるかもしれません。さらに、2021年の春夏は花柄がトレンド!中でも人気のボタニカル柄についても解説します。

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柄の定義、柄と模様の違いって?

柄とは、プリントや、刺繍、織り、染めによって作られる、布の表面に用いる模様のこと。模様とは一般的にあるイメージや絵、形などを図に表したものを指します。抽象的なパターンとしての模様は柄とは言わず、例えば、水玉模様や唐草模様など、~模様と表現します。例外もありますが、布や織物などの模様を、柄と表現すると考えるといいでしょう。

柄がイメージを左右する?

柄はコーディネートに華やかさを加えてくれるだけでなく、見る人に与える印象も左右する重要なアイテムです。例えばチェックはカジュアルで親しみやすい、ストライプはスタイリッシュで清潔感がある、ボーダーは爽やかで快活…など、多くの人が無意識のうちに柄に対して共通した印象を持っているのです。また、同じ花柄でも、小さな花柄は清楚でフェミニンな印象を与えるのに対し、大きな花柄はアグレッシブでアヴァンギャルドな印象を与えます。柄の種類を知り、うまく取り入れることで人へ与える印象さえもある程度、コントロールできるかもしれません。

チェックの起源

チェックはとても古くからあり、紀元前1200年頃のミイラが、上質な格子柄の生地をまとった姿で発見されています。そして、最も歴史のあるチェック柄は「タータン・チェック」で、西暦300年代のものが現存する最古のものです。出身地の推測や、戦争時に敵と味方をすぐに判別するなどの役割を持っていたとされています。

代表的なチェックの種類

クラシカルで落ち着いた印象のものから、カジュアルに着こなせるものまで、世代や性別を問わず楽しめるチェック柄。日本語での意味合いは「格子柄」となり、糸と糸が織り合わさるパターンの違いによって生まれるバリエーションが圧倒的に多いことで有名です。伝統的に用いられてきたものから、近年デザインされたものまで、代表的なものをいくつか紹介していきます。

タータン・チェック非常に奥深い歴史を持つ「タータン・チェック」ですが、特定のチェック柄の名称ではなく、スコットランドの高原地方で氏族ごとに擁する格子柄を指す総称です。セーターの柄などでよく見る「アーガイル・チェック」も実は「タータン・チェック」の一つ。アーガイルはスコットランド西部の地域の旧名で、名家・キャンベル家の「タータン・チェック」として生まれた柄を指します。

ギンガム・チェック主に白などの薄いベースに対して一色の格子で構成される柄のこと。縦縞と横縞の太さが均一です。ほぼ同じ格子柄の「エプロン・チェック」は、16世紀のイギリスの床屋で使用されていたエプロンが青色の「ギンガム・チェック」だったことが起源とされています。

千鳥格子日本では鳥が飛ぶように見えることから「千鳥格子」と呼ばれる柄ですが、海外では猟犬の歯が並んでいることから「ハウンドトゥース」と呼ばれています。モノトーン配色が主流ですが茶色などのバリエーションも増えてきました。

グレン・チェックグレーをベースとし、千鳥格子などの4種類の細かい格子を規則的に組み合わせた柄のことです。正式名称は「グレナカート・チェック」で、コットランドのアーカートという谷(グレン)で織られていたことに由来します。ウェインザー公が英国王子だった頃に愛用していたことから「プリンス・オブ・ウェールズ・チェック」と呼ばれることもあります。

オンブレ・チェックフランス語で陰影・濃淡という意味を持つ「オンブレ・チェック」。当時の映画でよく不良グループがこの柄のシャツを着ていたことから「悪くて格好良い」イメージが定着しました。90年代にグランジロックのスターであるカート・コバーンが愛用したことで人気に火が付きました。

ストライプ・ボーダーの起源

ストライプやボーダーは縞模様と布地のコントラストが強く派手に見えることから囚人などの「異端児」を区別するために用いられていました。しかしアメリカやフランスが国旗に縞模様を取り入れると、それはたちまち「革命」や「自由」を象徴する柄として用いられるようになりました。

ストライプとボーダー

一般的にストライプは縦縞、ボーダーは横縞というイメージがありますよね。しかし本来、斜め縞や横縞も含めた縞模様の総称をストライプと言います。つまり、ボーダーもストライプの柄のうちのひとつなんですね。ボーダーを含めた、ストライプの種類を紹介します。

ロンドン・ストライプ白などのベースと縞の太さが同じ縦縞のこと。縦縞の太さは5mm程度のものが多く、「ロンドン・ストライプ」は和製英語です。イギリスやアメリカでは「ブロックス・ストライプ」と呼ばれています。

ペンシル・ストライプ細い縦縞が等間隔で並ぶストライプのこと。ストライプの中でも縞同士の間隔が狭く、縞自体の細さが鉛筆で書いたように細いことからこの名前が付きました。フォーマルな装いにぴったりのストライプで、メンズスーツの代表的な柄でもあります。

ボーダー別名を「ホリゾンタル(水平)・ストライプ」と言います。細さや縞の間隔を問わず横縞の柄は全てボーダーですが、青と白で構成されるボーダーのことを海軍のイメージから「マリン・ボーダー」と呼びます。

ドットの起源

元々ドットは迫害を受けてきたジプシーの涙を表すとされていました。しかしアートが特権階級のものから大衆のものへと移行したアールデコの時代には、ドットの無機質な反復性がモードと評されるようになります。日本でもコムデギャルソンがドットモチーフのアイテムを多く生み出したり、ドットアートの先駆者とも言える草間彌生が登場したりと、モードでアヴァンギャルドなイメージが定着しました。

ドットと水玉

円が小さければドット、大きければ水玉と認識している人が多いですが、ドットと水玉の違いは単純に英語か日本語かの違い。ドットは主に円の大きさで種類分けされ、小さいドットは規則的に並ぶものが多く、ドットが大きくなるほどランダムに配置される傾向にあります。

ピン・ドットドットの中でも最も円が小さく、直径が1~2mm程度でピンの頭のように小さいものを「ピン・ドット」と呼びます。遠目からは一見無地に見えるほど細かい柄です。

ポルカ・ドット直径5~10mm程度の最も標準的な大きさのドット。チェコなどのボヘミア地方の文化はポーランド風と呼ばれ、ポーランド風のことをチェコ語で「ポルカ」と言い、ボヘミア地方の染め物にドットが多かったことから「ポルカ・ドット」と呼ばれるようになりました。

コイン・ドットその名の通りコイン程度の大きさのドット柄を指します。日本の硬貨ではなく25セント硬貨(約24mm)が基準とされています。

2021年春夏トレンドは花柄&ボタニカル柄!

2020年は新型コロナウイルスの蔓延によりたくさんのことを制限された年でした。そんな鬱屈とした雰囲気に立ち向かうかのように2021年春夏シーズンはカラフルで華やかなコレクションが多く見られます。春先はフローラルな花柄が、夏になるとトロピカルなボタニカル柄が更に人気を集めそうです。花柄だと可愛いイメージになりすぎて挑戦しにくいという人も、ボタニカル柄ならトレンドを取り入れやすいかもしれません。今季は華やかな装いで気分を上げてみてはいかがでしょうか。

花柄とボタニカル柄の違いボタニカル柄も花柄の一種ですが、ボタニカル柄は木の葉や草、実などを含めて構成される柄のことを指します。花柄が華やかでフェミニンな印象になりやすいのに対して、ボタニカル柄は落ち着いていて上品な印象になります。

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