ソウゾウがEC化支援事業を発表、スマホのみでネットショップ開設可能に メルカリの1900万人超の顧客基盤を活用
オンライン記者会見の様子(左から、石川佑樹代表取締役CEO、山田進太郎メルカリ代表取締役CEO)
Image by: FASHIONSNAP
オンライン記者会見の様子(左から、石川佑樹代表取締役CEO、山田進太郎メルカリ代表取締役CEO)
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ソウゾウがEC化支援事業を発表、スマホのみでネットショップ開設可能に メルカリの1900万人超の顧客基盤を活用
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メルカリの子会社ソウゾウが、新規事業「メルカリShops」を発表した。スマホ1つで簡単にネットショップを開設できるEコマースプラットフォームで、7月28日の今日から試験提供を開始する。初期費用・月額利用料は無料。本格提供は9月を予定しており、今日から主にクリエイターや生産者・小規模事業者などを対象とした先行出店の受付を開始している。「メルカリ」「メルカリUS」「メルペイ」に続く第4の柱として、メルカリグループ全体の中長期な成長を加速させる。
ソウゾウは、メルカリグループが掲げるミッション「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」の達成のため、今年1月28日に設立。代表取締役CEOにメルペイ執行役員の石川佑樹、取締役CTOにメルカリ執行役員CTOの名村卓、取締役にメルカリ代表取締役CEOの山田進太郎が就任した。なお、メルカリは2019年に同じ社名で新規事業開発を行っていた連結子会社のソウゾウを解散している。
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メルカリShopsは「かんたんで、売れる」をコンセプトに、ショップ運営者が商品を直接販売することができるEコマースプラットフォーム。メルカリに出品するのと同様の簡単な操作で、ネットショップを持つことができ、「メルカリ」の月間1900万人超の利用者に届けることが可能となる。スタート当初の注力カテゴリは、クリエイターのハンドメイド作品や農家直送の野菜・果物、まちの飲食店のグルメ、地方の特産品など。個人による出品物に加えて、直接生産者や作り手などからメルカリアプリ一つで様々な商品の購入が可能となる。2021年中にはメルカリアプリ内だけではなく、アプリ外にも独立したウェブサイトとしてネットショップを開設できる機能の追加も予定している。
ソウゾウでは、コロナ禍で従来オフラインで営業していた事業者のEC化のニーズが高まる中で、ECサイトの開設や運用、集客などのノウハウがないといった課題から中小事業者の大半が未だECサイトを開設できていないといった現状を踏まえ、メルカリShopsを通じてEC化への課題解決を図るという。既にBASEやSTORES、Shopifyといった類似するネットショップ作成サービスがあるが、石川代表取締役CEOは「メルカリShopsの特徴は非常に簡単であるということ、売れる体験を提供できるということ。個人としてメルカリを利用したことがある方が多数いる中で、出品・購入体験の延長線上で、ネットショップ開設ができるようUI/UXを組んでいる。ITサービスを使いこなすのが難しいといった方にも使って頂ける」と同サービスの強みを話した。なお、BASEは2016年にメルカリを引受先とした最大4.5億円の第三者割当増資を実施し、資本業務提携を締結したが、メルカリは2020年7月時点でBASEの全株式を売却している。
■メルカリShops:公式サイト
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