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ワークマンが8月11日に発表した2022年3月期第1四半期(2021年4〜6月)の業績は、チェーン全店売上高が前年同期比9.4%増の398億5100万円、営業利益が同16.0%増の71億4800万円と増収増益を記録した。1回目の緊急事態宣言解除後の売上急伸の反動があった中で前年超えを達成できた要因の一つとしてアスレジャー向けのPB商品の好調を挙げ、今年2月からラインナップを拡充したキャンプギア製品も売上伸長に寄与しているという。
「#ワークマン女子」の展開開始以降、女性客が増えている背景から、アスレジャー向けPBブランドのチェーン全店売上高は前年同期から20.9%伸長し、141億5400万円を計上した。女性向け夏物衣料品(前年同期比45.5%増)や女性用レインウェア(同73.5%増)のほか、アスレシューズ(同28.6%増)が人気を集めている。
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アウトドアギア製品に関してはキャンプ用テーブルなど商品ラインナップを拡充したことも影響し、前年同期比543.5%増と飛躍的に伸長。キャンプ関連製品は今後注力していく商品群に位置付けるという。キャンプ製品はコロナ禍での需要の高まりを背景に100円ショップでも取り扱いが始まるなど競争が過熱しているが、小濱英之代表取締役社長は「ワークマンらしさ」を強みに機能性で勝負していくという。
新規カテゴリーの開拓にも力を入れていく方針で、ガーデニング用の衣服の提案も視野に入れる。「ガーデニングを始める時に大体の人はホームセンターに道具を買いに行くと思うが、ガーデニングの時に着る服を買いに行く先として一番に浮かぶ場所はまだない。『ガーデニングの道具を買った帰りにワークマンで着る服を買おう』といったように、(未開拓の市場を狙った)新しいカテゴリーを増やしていきたい」(小濱社長)。
■ワークマン 2022年3月期第1四半期業績
チェーン全店売上高:398億5100万円(前年同期比9.4%増)
営業総収入:295億3400万円(同15.1%増)
営業利益:71億4800万円(同16.0%増)
四半期純利益:46億2800万円(同11.3%増)
※今四半期より収益認識に関する会計基準を適用。前年実績は組替前の数値で比較
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