アップサイクルタオル
Image by: 今治タオル工業組合
今治タオル組合がクラボウと共同で、ジャパンブランド「今治タオル」の端材を再利用したタオルの製織を本格的にスタートする。これまでは一部のタオルメーカーが先行でアップサイクルに取り組んでいたが、今後は組合としてクラボウによるアップサイクルシステム「ループラス(L∞PLUS)」を活用し、資源ロス削減を目指す。
ループラスとの取り組みでは、今治タオル産地で回収した端材をクラボウの安城工場に搬入し、独自の開繊・反毛技術により原子に戻した後、ループラスのシステムでアップサイクル原糸を作成。タオルメーカーはアップサイクル原糸を用いて製品を開発する。現時点ではモデル作りの段階で、各社において商品化を検討していくという。
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今治タオル工業組合は近年CSR活動に積極的に取り組んでおり、昨年度には森林保全の一環で「今治タオルと水の森」ボランティア体験活動などを行った。正岡裕志理事長はクラボウとの連携に際し「生産現場で発生する資源ロスを削減する方法を模索するもので、サステナブルにも貢献する取り組みとなります。今後も様々な取り組みを推進する中で、社会からより信頼されるタオル産地を目指します」とコメントしている。
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