展示の様子
Image by: FASHIONSNAP
東レインターナショナルが、新ブランド「ツツ(TSUTSU)」を立ち上げ、アンブレラ製品「TSUTSU The umbrella」を発表した。「第1回 国際 サステナブル ファッション EXPO 秋」でプロトタイプを披露。余剰のナイロン生地から作った傘地と、構造材に東レカーボンファイバーを組み合わせた傘を提案し、「世界一のアンブレラ製品」を目指したという。
傘地に用いた余剰ナイロン生地には、東レの技術である高耐久撥水テクノロジー「キューダスXT(kudos®XT)」加工を施し、長く使えるようにした。構造材は炭素繊維複合材の分野を得意とする東レ独自開発のカーボンファイバーを使用し、軽量かつ丈夫な傘を実現。気分に合わせて好きな色を選べるように、傘地の張り替えができる仕様になっている。本体は「折りたたみ傘以上、長傘未満」のサイズ感に仕上げ、「今までにない傘を」という考えから、収納に傘袋ではなく筒状のアンブレラケースを採用した。
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東レグループは2030年に向けてグリーンイノベーション製品の供給量を4倍に拡大するとともに、バリューチェーンへのCO2削減貢献量を8倍(2013年度比)するというサステナビリティ・ヴィジョンを掲げており、ツツの立ち上げはサステナビリティ活動の一環としている。同社としても自社ブランドを立ち上げるのはチャレンジングな取り組みとしており、ツツは2年をかけて開発したという。製品は来春に発売する予定だ。
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