「バナナデニム」コレクション新作
Image by: ジャパンブルー
「桃太郎ジーンズ」などを展開するジャパンブルーが、カジュアルブランド「ジャパンブルージーンズ(JAPAN BLUE JEANS)」からバナナの廃材を再利用した「バナナデニム」コレクションの新作を発売した。「イージーテーラードジャケット」「イージースラックス」「エコバック」の3アイテムを製作し、ブランド直営店と公式オンラインショップで展開している。
バナナの廃棄量は年間10億トン以上ともいわれ、生産国のタイでは焼却によるCO2発生で地球温暖化への加速や、放置による土壌汚染など、バナナの木の廃棄処理問題が大きな課題となっている。ジャパンブルージーンズのディレクター岸本裕樹はこの課題に着目し、日本の紡績工場とともにバナナの茎から採った繊維と高品質のコートジボワール綿の混紡糸を使ったデニム生地を約2年弱の歳月をかけて開発した。バナナ繊維は水を含むと繊維が膨らみ空洞ができるため吸水性・吸湿性に優れ、綿よりも繊維長が約1.5〜2倍あることから耐久性も高いという。
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バナナデニムコレクションは2020年の販売開始以降「バナナの廃材から作られたデニム」として話題を集め、同コレクションを目的に直営店に来店する客も見られる。エシカルの観点から生産数は多くないが毎シーズンほぼ完売しており、購入者からは「生地のネップ感がいい」「チクチクするような繊維感が弱いので穿きやすい」といった、着心地の良さやシルエット、見た目などの商品クオリティを総合的に評価されているという。
新作のイージーテーラードジャケット(3万3000円)は細身なシルエットに仕上げ、タイトになりすぎないようダーツを取り入れた。イージースラックス(2万4200円)はリラックスした穿き心地が特徴で、足首に向かってテーパードを効かせた。エコバッグ(5995円/いずれも税込)にはバナナ繊維を使ったシャンブレー生地を採用し、バナナを想起させる黄色のパイピングを施した。ジャケットとスラックスはそれぞれ200枚、バッグは500個程度の販売を見込んでいる。
「バナナデニム」コレクション新作
Image by: ジャパンブルー
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