リサイクル ダウンジャケット(税別7990円)
Image by: FASHIONSNAP
「ユニクロ(UNIQLO)」が、不要になったユニクロの服を回収し新たな価値を与えるプロジェクト「リユニクロ(RE.UNIQLO)」を始動する。取り組みの一環として、ダウンを再生・再利用した新商品第1弾「リサイクル ダウンジャケット」を発表。11月2日に一部店舗と公式オンラインストアで販売する。価格は税別7990円。
ユニクロでは、2006年から不要になった服を回収して難民を支援する「全商品リサイクル活動」や、昨年秋から実施している「ダウンリサイクル活動」を推進してきた。全商品リサイクル活動では、これまでに3657万点の衣服を回収。ダウンリサイクル活動では、昨年9月から今年3月までの期間で62万着の回収に成功した。
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リユニクロでは、服を服のまま再利用(REUSE)することに加え、回収した服を新しい商品へ生まれ変わらせる循環型リサイクル(RECYCLE)を推進。商品のライフサイクルを通じて、余分な廃棄物や二酸化炭素排出量、資源使用量を削減(REDUCE)していく。顧客参加型のプロジェクトで、ユニクロの服を新たな製品に変換することで、循環型社会の実現を目指す。プロジェクトの始動にあわせて制作したマークは3つの矢印で正三角形を構成し、正三角形の下部に「あなたのリサイクルを次に生かそう」というメッセージを配した。記者説明会に登壇したファーストリテイリングのソーシャルコミュニケーションチーム統括部長の遠藤真廣氏はリユニクロについて「ユニクロの服は捨てる心配がない、そんな究極の循環型リサイクルモデルをお客様の協力を得ながら作っていきたい。3Rを世界中のお客様と取り組み、ユニクロのサプライチェーンで完結させることで長く高品質なLifewearをお客様に提供することができる。そんな新しい社会のインフラにユニクロがなっていく」と意気込みを語った。
プロジェクト第1弾で販売するジャケットは、昨年9月に発表した東レとの新たな取り組みとして「ウルトラライトダウン」をはじめとするユニクロで販売したダウンを回収し、リサイクル活用したダウン商品を製品化したもの。昨年9月から今年3月までに店頭で回収した62万着のダウン商品のダウンとフェザーを100%使用した。製品は「ユニクロ ユー(Uniqlo U)」から登場し、インナーダウンとしても使用することができる薄型に仕上げた。サイズはユニセックス展開で、カラーはダークグレー、ダークグリーン、ブラウン、ダークオレンジの4色をラインナップする。第1弾以降は、ダウン以外の商品開発も視野に入れているという。
今秋からは、店頭で行っているダウン回収プロジェクトをグローバルでも展開する。国内では、レジにユニクロのダウン商品を持ち込むと、全店舗と公式オンラインストアで税別5000円以上の買い物の際に利用できる500円の割引券を1枚発行するキャンペーンを行う。割引券の発行期間は9月25日から12月3日まで、割引券の利用期間は2020年9月25日から2021年2月28日まで。なお、キャンペーン終了後もダウン商品の回収は継続する。
リサイクル ダウンジャケット(税別7990円)
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