グーグルの米・テキサス州に新設されるオフィス
グーグル(Google)は9月16日、報道機関の支援を目的とする新プログラム「Google ニュースショーケース」の提供を開始したと発表した。「Google ニュースショーケース」は媒体ごとに単一または複数の記事をわかりやすく表示し、読者をウェブサイトの記事全体に誘導することで、それぞれの記事だけでなくパブリッシャーそのものへのトラフィックを増やす働きをする。同社は報道機関の記事に対価を支払う。
16日時点では、読売新聞、朝日新聞、日本経済新聞などの全国紙・地方紙並びに時事通信、共同通信を含む国内40社以上の報道機関が対象とされている。海外では、インド、ドイツ、ブラジル、カナダ、フランス、英国、オーストラリア、チェコ、イタリア、コロンビア、アルゼンチンを含む12か国以上で1,000 社を超える報道機関が参加しており、対象となる国や地域は今後も拡大予定。
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グーグルは、ユーザーの興味や関心に合わせたコンテンツを自動で表示する「Google Discover」によって、高度にパーソナライズされたフィードを提供している。この「Google Discover」に一本でも記事が表示されると、ウェブサイトに爆発的なトラフィックをもたらすことがあり、この現象は「グーグル砲」と呼ばれることがある。「ニュースショーケース」がどれほどのトラフィックを生み出すかは未知数だが、「Google Discover」と同様にメディアサイトへの多くの送客が期待できるだろう。
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