鈴木正文(2016年撮影)
Image by: FASHIONSNAP
コンデナスト・ジャパンが、「GQ JAPAN」のヘッド・オブ・エディトリアル・コンテント(Head of Editorial Content)に新堀哲(にいぼりさとし)が就任したことを発表した。コンデナストのグローバル規模による編集体制の変革の一環として新設された役職で、同氏は誌面、デジタル、ソーシャル、ビデオなど、「GQ JAPAN」のすべてのプラットフォームにおける編集コンテンツを統括する。なお、編集長の鈴木正文は「勇者とはだれか」と題したEDITOR’S LETTERで、2022年1&2月号をもって編集長としての仕事を終えると発表した。
新堀は、2003年にニューヨークのセレクトショップでキャリアをスタートし、2005年に自身のブランドを立ち上げ、マルチブランド・ストアから百貨店まで幅広く展開。日本市場への参入を目指す複数の米国ブランドのアドバイザーやコンサルタントも務め、2008年にはヨーロッパに渡り、オスロやベルリンで、マーケティングや ブランディング、アートディレクションのコンサルタントとして活躍した。帰国後は、魅力ある日本のファッションやカルチャーをグローバルに発信することを目的に、国内外のファッションブランドやマルチブランドストアに対し、マーケティングやグローバルビジネス戦略についてのコンサルティング・サービスを提供してきた。
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新堀は本国「GQ」のデピュティ・グローバル・エディトリアル・ディレクターであるアダム・バイダウィ(Adam Baidawi)の直属となり、グローバルの編集チームと連携しながら、編集戦略を練り、世界のオーディエンスにも日本の知見を共有していくという。就任については「『GQ』の歴史の中で非常に重要なこのタイミングに、 『GQ JAPAN』とグローバル『GQ』チームにジョインできることをとてもうれしく、光栄に思っています。日本と世界の懸け橋となり、私のこれまでのユニークで幅広い経験や革新的なアイデアを活用し、多様性をもたらす一役を担うことにとても興奮しています」とコメントしている。
編集長の鈴木正文は、EDITOR’S LETTERの中で「僕が書くのは、これが最後である。というのも、この号をもって僕は『GQ JAPAN』編集長としての仕事を終えるからだ。来年の2月2日に発売される次号からは、世界21の国と地域で発行されているGQ各誌との連携をいっそう強めて、装いもあらたな『GQ JAPAN』に生まれ変わる。期待していただきたい。そして、これまでのご愛読に感謝を申し上げる」と書き記している。
鈴木正文(2016年撮影)
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新堀哲
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