Gregoris Pyrpylisのインスタグラムより
「エルメス(HERMÈS)」のビューティー部門のクリエイティブディレクターに、ギリシャ出身のメイクアップアーティスト グレゴリス・ピルピリス(Gregoris Pyrpylis)が就任した。エルメスのアーティスティック・ディレクター ピエール=アレクシス・デュマのもとで働くことになる。
ピルピリスが自身のインスタグラムで「職人技とサヴォアフェールへの愛着を持ち、あらゆる形の美を象徴するメゾンは、まさに創造とクリエイティビティのメゾンと言えるでしょう。クリエーションと創造のメゾン。これは私が15年前にメイクアップの技術に出合って以来、大切に守ってきた美のビジョンです。新しいエルメス・ファミリーに迎えられたことに大きな感謝を捧げます」と語った。
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ピルピリスはフランスでメイクを学び、「SHISEIDO」などとの取り組みや、2015年には「ビオデルマ(BIODERMA)」のスポークスパーソンに就任し活動。そのほか、セレブリティのメイクアップなども手掛けてきた。
エルメスのビューティラインは2020年3月にデビュー。商品デザインと開発は、ピエール=アレクシィ・ デュマのほか、ビューティ部門のクリエイティブディレクター ジェローム・トゥロンや、香水のクリエイションディレクター クリスティーヌ・ナジェル、シューズ/ジュエリー部門のクリエイティブディレクター ピエール・アルディなど、メゾンの中で重要なポジションに従事するクリエイターらが参加している。
スエード素材ヴォー・ドブリスや、牛革のボックスカーフの質感を落とし込んだリップスティック「ルージュ・エルメス」や、馬車の内装やジョッキーのシャツを彩ったピンクのシルクに着想を得たチーク「ローズ・エルメス」、エナメルの鮮やかさや輝きから発想したネイルカラー「レ・マン・エルメス」をラインナップ。メゾンを象徴するエクスリブリスのモチーフをあしらったパッケージなど、小さいながらもサヴォワールフェールを取り入れたアイテムが人気を博している。
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