コーセーと花王が、サステナビリティ領域での取り組み第1弾として、これまで花王が推進する「化粧品プラスチックボトルの水平リサイクル」と、コーセーが協力してきた「絵具などへの化粧品再生利用」を協働する。昨年2社が発表した、化粧品事業のサステナビリティ領域における包括的な協働の一環で推進していく。
化粧品プラスチックボトルの水平リサイクルに関しては、既に花王の化粧品ブランド「トワニー(TWANY)」がボトル容器で実証実験を実施中。これまで化粧品容器の水平リサイクルは難しいとされていたが、日本環境設計と協業することで、回収した使用済み化粧品ボトル容器を用いて、再生素材の製造、化粧品ボトル容器への再生を実現した。今後はコーセーも主力スキンケアブランドにおいて水平リサイクルに参画する。
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化粧品の絵具などへの再利用は、コーセーとモーンガータ社が先立って実施している。使われなくなった化粧品や、品質管理の過程で商品化に至らなかった化粧品を、絵具などに応用することで廃棄を減らしながら新たな価値を持たせる取り組みだ。これに花王も参加し、アップサイクルの輪を拡大する。
今後も企業の垣根を越えて、両社で協働できる取り組みを模索し、持続可能な社会の実現に寄与するソリューションをさまざまな分野で創出していく。
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