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新宿高島屋がゴルフ用品売り場を3倍に拡大 大幅拡充の算段を聞く

  新宿高島屋が、ゴルフ用品・ゴルフウェア売り場をリニューアルし、4月20日の今日「ゴルフ・メゾン(Golf Maison)」としてグランドオープンした。売り場面積は関東地区の百貨店では最大級のスケールとなる約1000平方メートル。オープン日の今日は開店から5分ほどで特価商品を目当てに約30人がレジ前に列を作るなど、にぎわいを見せている。

オープンからわずか5分で30人ほどの行列ができた売り場の様子 Image by FASHIONSNAP
オープンからわずか5分で30人ほどの行列ができた売り場の様子
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 9階に構えるゴルフ・メゾンは、リニューアル前のゴルフ売り場と比較して約3倍に拡大。9階フロアの約半分を占めている。

 リニューアルの決定は近年のゴルフブームが後押ししたという。コロナ禍で女性客や若年層の来店が増えたが、難波斉店長は「従来の品揃えは充分とは言えず、既存の男性客に対してもアプローチできていなかった」ことも課題だったとし、リニューアルでは有賀園ゴルフと協業したゴルフ用品売り場「有賀園ゴルフ THE CLUB」を新たに設けた。有賀園ゴルフ THE CLUBは3月16日に先行オープン。弾道測定や練習場モード、ラウンドモード、オンコーストレーニングのシミュレーションゴルフができる試打室2ヶ所を新設したほか、約40平方メートルのパターコーナーを設置するなど、体験型のコンテンツを強化している。

 4月20日のグランドオープンではゴルフウェア売り場を新たに公開。「パーリーゲイツ(PEARLY GATES)」といった既存ブランドに加えて、「ジャックバニー(Jack Bunny!!)」や「ジュンアンドロペ(JUN&ROPÉ)」「デサントゴルフ(DESCENTE GOLF)」「サマンサゴルフ(Samantha Golf)」など8ブランドを新規導入した。ウィメンズのゴルフアパレルが充実し、難波店長も「売り場の印象が大きく変わった。スポーツカテゴリーとしての婦人ファッションを打ち出したい」と話した。

 新宿はゴルフショップがひしめくエリアの一つ。これまでは小田急百貨店新宿店の「ハルクスポーツ」がゴルフ用品の品揃えが豊富で「日本最大級のスポーツファッションフロア」と打ち出していたが、ハルク改装に伴い、ゴルフ用品売り場を本館6階に縮小して移設している(※小田急百貨店新宿店本館は建て替えに伴い2022年9月末をもって営業終了予定)。その中で、新宿高島屋だけではなく伊勢丹新宿店でもゼビオグループのセレクトショップ「ダブルイーグル(Double Eagle)」と協働したゴルフのセレクトショップ「ダブルイーグル パワードバイ イセタンゴルフ」を開設し、アルペンはヤマダ電機LABI新宿東口館跡にオープンした史上最大の旗艦店舗となる「Alpen TOKYO」に全10フロアのうち2フロアにゴルフ用品売り場を構えるなど、各社が新宿エリアで需要を取り込もうと競争が過熱している。

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 新宿高島屋は「関東地区の百貨店で最大級の規模の売り場」という強みに加えて、体験型コンテンツを充実させることで顧客を取り込む考えで、家族連れやカップルでの来店が多い百貨店ならではのワンストップショッピングを狙う。専門店よりも来店しやすい環境という点にも優位性があると捉えている。難波店長は「専門店とはターゲットが異なるので違う戦い方。単純にモノを売るのではなく、楽しむというコンセプトがある。競合は増えるが、既存客だけでも相当なニーズがあり、新規顧客の動員も見込めるので違う戦い方ができる」と自信を覗かせる。

 コロナ禍で婦人服・紳士服の売上に大きなダメージがあった中で、新宿高島屋は「ゴルフ用品・ゴルフウェアに強い百貨店」としての位置付けを強化する狙い。「今まで全方位型の商売をしていたが、商圏やグループの状況を踏まえた上で判断した。百貨店でここまで本格的にゴルフ用品・ゴルフウェアを取り扱っているのは珍しい。スポットライトを当てて勝負していく」(難波店長)。ゴルフブームは一過性で終わらず、今後も継続すると見ている。オープン1年目の目標売上高は従来の3倍を目指すという。

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