大和ハウス工業と大阪マルビルが、ホテルや飲食店などで構成される複合ビル「大阪マルビル」の建て替え計画を発表した。2023年夏に工事着手を予定し、2030年春の完成を目指すという。
大阪マルビルは、1976年4月に日本初の円形超高層ビルとして誕生。「大阪第一ホテル」を中心として、飲食店や物販店舗など35テナントで構成されている。ユニークな形状から大阪のランドマークとして親しまれ、開業当時から話題性のある商業施設が入居したことで情報発信基地としての機能を果たしてきた。屋上には、創業時から電光掲示板を設置。一時撤去されていたが、2005年10月に新たにLEDを採用した新型電光掲示板が復活した。
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建て替え計画は竣工から50年近く経過し、建物・設備の老朽化や周辺施設との競争力の低下が課題となってきたことから決定。地上30階建て、高さ約123mの現状の建物から高層化し、多目的に利用できる大型ホールや高機能オフィスの設置などを予定している。また解体工事後の敷地は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催期間中にバスターミナルとして活用するという。
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