世界中のコレクターのプライベートコレクションで構成、「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」の内部をレポート
ピエール・ジャンヌレとの協業《F8×8 BCC組立式住宅「べダリウー(フランス)」》1942年
Image by: FASHIONSNAP © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3924
ピエール・ジャンヌレとの協業《F8×8 BCC組立式住宅「べダリウー(フランス)」》1942年
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世界中のコレクターのプライベートコレクションで構成、「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」の内部をレポート
ピエール・ジャンヌレとの協業《F8×8 BCC組立式住宅「べダリウー(フランス)」》1942年
Image by: FASHIONSNAP © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3924
東京都現代美術館が、パリの建築家・デザイナー ジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé)にフォーカスを当てた展覧会「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」を開催している。会期は10月16日まで。
同展では、20世紀の建築と工業デザインに大きな影響を与えたと言われるジャン・プルーヴェの仕事を家具や住宅といった作品を通じて紹介。ジャン・プルーヴェの代表作である「ファサード・パネル」や「ライン照明」、「移動式脚立(特注)」などを中心に、建築作品を含む約120点を、図面やスケッチの資料と合わせて展示している。
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ジャン・プルーヴェ《「S.A.M」テーブル》No.506 1951年
Image by: FASHIONSNAP © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3924
会場は、東京都現代美術館の1階と地下2階を使用した2フロアで構成。1階では椅子や出版物、工業プロダクトなどを「つくられるものはすべて、着実な『建設的構想』に基づいている」などといったジャン・プルーヴェの言葉とともに紹介している。
展示風景より
Image by: FASHIONSNAP
地下2階には、「F 8×8 BCC組立式住宅」を展示。解体・組立ができる作品で、今回の展示のために分解して会場内に運び込み、2日間で組み立てたという。その隣の区画ではプルーヴェのインタビュー映像を上映。展示室には1953年頃に制作された「折りたたみ天板付き講義室用ベンチ」を設置し、来場者は実際に作品に座って映像を鑑賞することができる。
《F8×8 BCC組立式住宅》1942年
Image by: FASHIONSNAP © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3924
展示品は、全て世界中のコレクターたちのプライベートコレクションで構成されている。開幕前日には関係者向けに内覧会が開催され、展示品を貸し出している企画者の1人パトリック・セガン(Patrick Seguin)氏は「ジャン・プルーヴェのモノづくりは日本のそれと共通する部分が多い。彼の作品が日本で多くの人に見てもらえることを嬉しく思う」とコメントした。同じくコレクションを貸し出している、公益財団法人現代芸術振興財団会長の前澤友作氏は「この7年ほどで多くのジャン・プルーヴェ作品を集めた。この展覧会をきっかけに1人でも多くの人が彼の作品の魅力を知ってくれれば」と話している。
■ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで
会期:2022年7月16日(土)〜10月16日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1階、地下2階
開館時間:10:00〜18:00 ※展示室入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(7月18日、9月19日、10月10日は開館)、7月19日、9月20日、10月11日
観覧料:一般2000円/大学生・専門学生・65歳以上 1300円/中高生 800円 ※小学生以下は無料
問い合わせ:050-5541-8600
公式サイト
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