伊勢丹新宿本店の外観
伊勢丹新宿本店の外観
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伊勢丹新宿店の売上が第1四半期で統合以来過去最高を記録、入店客数も回復

 三越伊勢丹ホールディングスが2023年3月期第1四半期決算(2022年4月〜6月)で売上高1016億1500万円(前年同期比14.7%増)、営業利益39億6500万円(前年同期は営業損失60億2700万円)を計上し、増収増益を記録した。昨年の臨時休業等の反動に加え、3年ぶりに行動制限がない大型連休となったゴールデンウィーク商戦を中心に消費行動が活発化し、売上高、入店客数ともに前年から大きく伸長。なかでも基幹店の一つである伊勢丹新宿店は三越と伊勢丹が経営統合した2008年以降、第1四半期として過去最高の業績を叩き出したという。

伊勢丹新宿本店の外観 Image by FASHIONSNAP
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 免税売上が戻らない中で過去最高の売上を計上した背景として、外商顧客をはじめとする上位顧客による売上好調を挙げた。価値の高い品揃えの強化に加えて、三越伊勢丹ホールディングスが「百貨店の再生」を目指して近年取り組んできた収支構造改革の効果が一番現れているのも伊勢丹新宿店だという。

 7月度の速報値でも同店の売上は既存店の中でも最も高い水準の29.9%増となり、4月から4ヶ月連続で統合以降、単月の売上が過去最高を記録した。来店客数は前年同月比25%増と2桁増で推移。7月20日に都内の新型コロナウイルス感染者数が2万人を突破して以降は外出控えの傾向が出て、伊勢丹新宿店のほかに日本橋三越本店や銀座三越店でも入店客数で前週比10ポイントほど下落したが昨年ほどの影響はなく、また品揃えを強化しているラグジュアリーや宝飾品、秋冬の新作が入荷した衣料品などで上位顧客を中心に購買の動きがあったことから売上の低下は見られていないという。

 一方で、中間層の顧客の購買動向はオミクロン株の流行が拡大した1月以降冷え込んでいる。物価高による消費マインドへの影響もあり、回復には時間がかかると見ている。

伊勢丹新宿本店の外観

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■三越伊勢丹ホールディングス 2023年3月期第1四半期決算(2022年4月〜6月)
売上高:1016億1500万円(前年同期比14.7%増)
営業利益:39億6500万円(前年同期は営業損失60億2700万円)
経常利益:45億円(同 57億4200万円)
当期純利益:56億5200万円(同 86億7300万円)

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