ADVERTISING

松屋銀座の化粧品売場が2割増床 SUQQUなど新ブランド導入、メイクサービス拡充で「館のファンを育てる」

 松屋銀座の1階化粧品売場が、8月から順次リニューアルしている。新規7ブランド、リニューアル6ブランドを導入し、売場面積120%の約762平方メートルとなった。8月17日に「アールエムケー(RMK)」「シュウ ウエムラ(shu uemura)」「スック(SUQQU)」が新たにオープンし、「アンプリチュード(Amplitude)」「M・A・C(メイクアップ アート コスメティックス)」「オブ・コスメティックス(Of cosmetics)」はリニューアルオープンした。アフターコロナを見据え、カラーメイクを拡充し、コロナ禍で需要が伸びたフレグランスを強化。ジェンダーレスに人気を集めるブランドの誘致や、インバウンドの回復を見越した展開へと生まれ変わった。店頭の魅力を高め、館のリピーターを育てるためのイベントやサービスも導入する。売上目標はリニューアル後半年で前年同期比115%(インバウンドを除く)を目指す。

 松屋銀座では、化粧品購入の20〜30代の割合が2019年は1桁程度だったところ、直近で26%に拡大。また、コロナ禍で特にラグジュアリー部門が伸長した。こうした背景を踏まえ、さらなる若年層顧客の獲得およびリピーターに育てるための入り口として化粧品フロアを強化。松屋銀座の三原薫子 化粧品担当バイヤーは、「百貨店の化粧品売り場は、従来50代以上のお客さまを中心とした高価格帯スキンケアが強みだったが、コロナ禍でラグジュアリーブランドのコスメで若年層を獲得した。多様化する販売チャネルと差別化し、お客さまの購買ニーズに応える売り場づくりによって、館のファンを増やすことが化粧品フロアの新たな使命だと考えている」と話す。

ADVERTISING

 増床リニューアルでは、Z世代から人気が高いアールエムケー、シュウ ウエムラ、「ディプティック(diptyque)」(8月5日オープン)、「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」(8月31日オープン)を導入。ディプティックやオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーは、コロナ禍でも堅調だったフレグランス強化も担い、そのほか「ノーズショップ(NOSE SHOP)」(8月29日オープン)が百貨店初の店舗を出店する。なお、スックやシュウ ウエムラ、アールエムケー、ディプティックなどはインバウンド回復後の人気を見据えての導入だという。

 また、オンライン会議の普及などで映りを良くするためにコンシーラーなどベースメイク品を購入する男性が増えたことも踏まえ、ジェンダーレスな商品ラインナップを意識。「シュウ ウエムラやM・A・Cではベースメイクアイテムが男性にも人気。フレグランスやライフスタイルアイテムはジェンダーレスで手に取りやすく、ギフト需要も高い。まずは、商品ベースで『ここに来れば欲しいもの、良いものが購入できる』という売り場を作り、タッチアップやメイクアップイベントなどのサービス面でも男性が来店しやすい方法を模索していく」(三原 化粧品担当バイヤー)。なお、松屋カードの男性顧客における化粧品の売上額は、2017年比で134%に拡大。30〜40代が110%、50代が204%とミドル・シニア層の化粧品購入も活発化していることから、ビジネスマン向けのセミナーなどのサービスも視野に入れる。

 オンラインとの差別化として、店頭サービスを拡充。毎月、館共通のテーマを設定した無料のメイクアップレッスンを実施する。8月は「ベースメイクのお直し」をテーマとし、各ショップの美容部員がテクニックをレクチャー。毎月の共通テーマは、季節のニーズや新製品プロモーションなどを掛け合わせ、需要を喚起していく。また、パーソナルカラー診断サービスやプロのカメラマンによるメイク後の撮影サービスといった百貨店ならではの体験価値を提供する。

 新規ブランドやサービスで獲得したファンを育てるための新たな施策も始める。トライアル始動した「コスメサークル」は、公募者に実施前のメイクアップ・スキンケアレッスンや、新商品プロモーションのモニター活動をしてもらい、サービス向上のためのフィードバックを得るほか、参加者個人のSNSで発信してもらうことでファンコミュニティ形成を目指す。現在は10名程度でクローズドに活動し、運用方法を精査していく。「化粧品のファンの方々は非常に熱量が高い。お客さま視点でサービスやプロモーションに対してフィードバックしていただくことで、より質の高い体験を提供していく」とコメントした。

 「コロナ禍で化粧品業界は打撃を受けたものの、その中でメンズコスメのニーズ拡大やフレグランスの伸長など新たな動向も生まれ、若年層のお客さまとの接点も増えるなどチャンスも見出せた。これを契機として、松屋銀座でのお買い物を長期的に楽しんでいただくファンを育てていきたい」と期待を寄せた。

1

順次リニューアルを進めている松屋銀座 1階化粧品売り場

Image by: FASHIONSNAP

2

(左から)松屋銀座 化粧品担当バイヤー 三原薫子、RMKスタッフ、 SUQQUスタッフ、shu uemuraスタッフ、Diptyqueスタッフ、松屋銀座 営業二部長 河野新平

3
4

RMK のメイクデモンストレーション(モデルはコスメサークルのnagumorose)

5

RMK のメイクデモンストレーション(モデルはコスメサークルRMK のメイクデモンストレーション(モデルはコスメサークルのnagumorose)のnagumorose)

6

RMK のメイクデモンストレーション(モデルはコスメサークルのnagumorose)

7

男性向けにアイブロウなど身だしなみの延長として取り入れやすいメイクアップを提案

8

男性向けにアイブロウなど身だしなみの延長として取り入れやすいメイクアップを提案

9
10
11
12
13
14
15
16

ADVERTISING

RELATED ARTICLE

関連記事

JOB OPPOTUNITIES

最新の求人情報(求人一覧

求人

店舗販売スタッフ

Christian Louboutin

店舗販売スタッフ

詳細を見る

ジャーナル

大阪から福岡へ移住した販売員が語る!福岡での生活・仕事・職場環境のリアル

大阪から福岡へ移住した販売員が語る!福岡での生活・仕事・職場環境のリアル

記事を読む

求人

CS/ECサイト運営(ファッション/コスメ/健康・美容商材)

tiit tokyo

CS/ECサイト運営(ファッション/コスメ/健康・美容商材)

詳細を見る

ジャーナル

【4/19(金)から】LVMHジャパンが「東京レインボープライド 2024」にブースを出展&レ...

【4/19(金)から】LVMHジャパンが「東京レインボープライド 2024」にブースを出展&レ...

記事を読む

ジャーナル

「Öffen(オッフェン)」と「Ameri VINTAGE(アメリヴィンテージ)」、アップサイ...

「Öffen(オッフェン)」と「Ameri VINTAGE(アメリヴィンテージ)」、アップサイ...

記事を読む

ジャーナル

カルチャーシーンに革新をもたらし、躍進を続ける「Spotify」。その広告メディアとしての魅力...

カルチャーシーンに革新をもたらし、躍進を続ける「Spotify」。その広告メディアとしての魅力...

記事を読む

コラボパートナーの募集情報
コラボ募集一覧

コラボ

ドイツ腕時計ブランドの"ZEPPELIN"とのコラボレーションウォッチパートナ...

ZEPPELIN ドイツ腕時計ブランドの"ZEPPELIN"とのコラボレーションウォッチパートナ...

詳細を見る

コラボ

自治体の枠にとらわれない幅広いコラボ実績をもつ「サガプライズ!」とのコラボレーシ...

サガプライズ! 自治体の枠にとらわれない幅広いコラボ実績をもつ「サガプライズ!」とのコラボレーシ...

詳細を見る

コラボ

俳優上野樹里が手掛ける人にも地球にもやさしいものづくりプロジェクトブランド「T...

TuiKauri 俳優上野樹里が手掛ける人にも地球にもやさしいものづくりプロジェクトブランド「T...

詳細を見る

コラボ

多方面で活躍中のデザイナー安藤大春とのコラボレーション

Ohal 多方面で活躍中のデザイナー安藤大春とのコラボレーション

詳細を見る

Powered by

FIND THE NEXT

次の記事を探す

現在の人気記事

NEWS LETTERニュースレター

人気のお買いモノ記事

公式SNSアカウント