YEEZY GAPのサイトより
Ye(カニエ・ウェストから改名)が、ギャップ(GAP)社とのパートナーシップを解消すると意向を表明した。海外メディアの報道によると、ギャップ社が「重大な違反」を犯したことが契約解消の引き金となったとし、Ye側の弁護士がギャップ社にステートメントで知らせたという。
Yeとギャップ社は2020年6月にパートナーシップを締結。翌年にYeとのコラボレーションによる「YEEZY GAP」を公開し、即日完売となったラウンドジャケットやフーディーをオンライン限定で発売したほか、今年2月には「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のクリエイティブディレクター デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)とのコラボプロジェクトを始動するなど話題を集めてきた。
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しかしYe側の声明によると、ギャップ社は契約から2年が経ったにも関わらず「北米の500以上の店舗を含むギャップストアでYEEZY GAPの商品を販売すること」や「YEEZY GAP専門店の出店」といった、2020年に交わした契約上の約束を放棄しているという。今年8月にはYe側がギャップ社に30日間の猶予を与えたがアクションは起こされなかったとCNBCは報じている。当初、Yeとギャップとのパートナーシップは2030年までの長期契約となっていたが、Ye側のステートメントに対しギャップ社は日本時間9月16日時点で正式にコメントを発表しておらず、動向が注目される。
なお、Yeはギャップだけではなく、9年にわたり「イージー(YEEZY)」でコラボレーションを継続しているアディダス(adidas)に対してもデザイン酷似問題やコントロール不可能な状態にあることなどを理由に不信感をあらわにしており、2026年までとされている契約が打ち切りになる見方が強まっている。
9月16日12時40分続報:
ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)の報道によると、ギャップ社は従業員へのメッセージの中でYeとの契約を終了することを認めた。ホリデーシーズンを含むすでに製作された「YEEZY GAP」の販売については来年上期まで継続する予定だという。
「YEEZY GAP」のインスタグラムアカウント「@yeezyxgap」では、ニューヨーク・タイムズの記事のキャプチャに「YEEZY & GAP OFFICIALLY ENDS PARTNERSHIP(YEEZYとギャップは正式にパートナーシップを終了する)」のコメントを添え、パートナーシップの解消を公表した。
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