今年のお買い物を振り返る「2022年ベストバイ」。18人目は、テーマパークの衣装プロデュースや「official髭男dism」のスタイリング、PRエージェンシー「MATT.」など多岐に渡りファッション業界で活躍する柳翔吾さん。今年買って良かったモノ9点を聞きました。
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SOSHIOTSUKI リバーシブルジャケット
FASHIONSNAP(以下、F):1点目は「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」の2022年秋冬シーズンのリバーシブルジャケットですね。
柳翔吾(以下、柳):フライトジャケットとテーラードジャケットを融合させたデザインが特徴で、普段あまり衝動買いはしないのですがこれは展示会で見た時に即決しました。
F:何故即決に至ったのでしょうか。
柳:ソウシオオツキは、テーラーリングが得意なブランドなので今までこういったカジュアルなブルゾンをあまり出していなかったんです。あったとしてもパターンがかなり独特だったり、自分のスタイルには合わないかなというものが多くて。その中でこのジャケットは、シンプルながら袖がテーラードジャケットのように前振りになっていたりと、ソウシオオツキらしさを感じられてビビッと着たので購入しました。
F:素材はナイロンツイルで光沢感がありますね。
柳:そうですね、この素材が生み出している黒の色味も決め手になりました。
F:黒の色味ですか?
柳:見てわかる通り、僕は基本的に黒のアイテムしか着なくて(笑)。その分黒へのこだわりは強いんです。ひと口に黒と言ってもマットな黒、褪せた黒、光沢感のある黒、深い黒などそれぞれ色味が若干違うじゃないですか。それぞれを使い分けることで、全身黒のアイテムでもスタイリングに奥行きが出るというか。
F:なるほど、黒を愛する柳さんならではの視点ですね。ちなみに柳さんはどんな黒が1番好きなんですか?
柳:ちょっと艶っぽいというか、光沢感のある黒が1番好きです。例えばピアノの黒って言えばわかりやすいですかね?高級感のある黒が好みです。このジャケットは結構暖かいし、アームホールも大きめな作りなので、中にジャケットをレイヤードしたりしてこの冬ヘビロテする予定です。
SHO KURASHINA スラックス
F:次のアイテムは「ショウ クラシナ(SHO KURASHINA)のスラックスですね。ダブルニー仕様でワークパンツのようなデザインです。
柳:こちらは「ディッキーズ(DICKIES®)」の定番であるダブルニーをイメージしてデザインされたものなんです。でも素材は尾州の工場に別注した上質なウールギャバジン素材を使用していて上品な雰囲気がある。恐らく今1番よく履くパンツはこれですね。年間100日くらいは着用していると思います。
F:ディッキーズのダブルニーは履かないんですか?
柳:シルエットはすごい好きなんですけど、素材感がコットンでちょっとカジュアルな印象になりすぎちゃうんですよね。でもこのパンツは素材感のおかげですごく上品に仕上がっているので、本当に万能。プライベートはもちろんちょっとかっちりした服装をしたい場面でも着用できるんです。
F:このパンツの黒の色味はかなり濃く真っ黒って感じですね。
柳:はい、そこもお気に入りポイントの一つですね。含浸加工という加工を施していてハリと風合いがあるし、黒の色味も真っ黒なんです。あと僕は気に入った服はもし破れちゃったり、色が褪せてきてしまった時のためにストック買いすることが多くて。これはもうなくてはならないパンツだと思ったので、2本購入しました。
VEIN ステッチフレアパンツ
柳:「ヴェイン(VEIN)」の2022年秋冬シーズンのフレアパンツで、これも2本買いしたアイテムです。
F:前のシーズンに、センターシームのように施されたステッチが白のものも出ていましたね。
柳:そう。それも持っていたんですけど、ステッチが黒のバージョンも欲しいとずっと思っていて。そしたら今シーズン発売されたので2本買いしました(笑)。
F:やはり真っ黒のアイテムが良いんですね(笑)。これもすごくシルエットが綺麗です。
柳:セミフレアのシルエットはトレンド感もあるし、脚を綺麗に見せてくれる。それに伸縮性があって履き心地も良いからこれもかなりの頻度で着用しています。
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