ファッションデザイナーの給料事情をご紹介します。
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今回は、弊社が運営するファッション・アパレル業界特化型の求人プラットフォーム「READY TO FASHION」に掲載された171件超の求人情報(2023年4月5日時点)から得られた情報をもとに、ファッションデザイナーの平均年収、月収を算出しました。
給料のデータとあわせて、高賃金求人の傾向やファッションデザイナーとして年収をあげる方法なども解説します。
これからアパレル業界を目指している方、ファッションデザイナーとして働くことを検討している方、現在すでにファッションデザイナーとして働きながらキャリアアップを目指している方などはぜひ目安として参考にしてみてください。
目次
ファッションデザイナーの平均年収・月収
平均年収は約426万円、最大提示額1000万円
弊社掲載の求人情報から得られたデータによると、ファッションデザイナーの平均月収は29万9523円、平均年収は426万6298円という結果が出ました。
提示年収額は240万円から1000万円までと、年収の振り幅が大きい職種であることがわかります。専門職である特性上、要求される知識や経験、スキルによってその給料は大きく変動します。
例えば比較的高い年収額を提示する求人のほとんどは、「勤続年数◯年以上」などの実務経験者を必須条件としていました。また、勤続年数を条件としない求人やデザイナーアシスタントの求人の提示給料額は相対的に低く設定されています。
もちろん企業・ブランドの規模や募集地域などによってもその給料水準は異なりますが、経験・スキルの多寡がもっとも大きな要因と見ていいでしょう。
ファッションデザイナーの年収は高いのか?
国税庁発表の令和3年分民間給与実態統計調査によると、国内給与所得者の平均年収は約443万円、正社員に絞ると約508万円という結果が出ています。あくまで業種を問わない平均値になるため単純な比較はできませんが、ファッションデザイナーの年収は平均を下回る結果となりました。
また、国内給与所得者の平均年収を超える年収を提示するファッションデザイナーの求人は全体の約3割、正社員平均年収を超える年収を提示する求人は約1割となっています。
ファッションデザイナーとして給料を上げる方法
会社規模や勤務地域などに応じて給料は変動しますが、応募者の経歴やスキルがその人の給料額を決める最大の要因です。
ファッションデザイナーとしての給料を上げるための方法をご紹介します。
経験を積みスキルを磨く
前述の通り、ファッションデザイナーの給料は経験とスキルによって変動します。最も重要な要素であるため、業界内での経験を積み、自身のスキルを磨くことが給料を上げる最短経路と言えるでしょう。ファッションデザイナーはレディースかメンズか、布帛かニットかなど、専門が分かれています。経験を積みながら、自身の能力を最大限いかせる領域を見つけられると、ニーズによって給料を上げられるでしょう。
副業・業務委託
企業・ブランドによっては、ファッションデザイナー職を副業・業務委託で募集していることもあります。収入を増やせることはもちろんですが、複数の企業・ブランドで経験を積むことができるため、その後の採用活動にも効果的でしょう。
独立
ファッションデザイナーの場合、独立して自身のブランドを持つことでも給料を上げられる可能性があります。もちろん事業の成果によってそれまでの職場よりも年収が下がってしまうかもしれないリスクも伴います。ある一定の見込みがある場合は独立も視野にいれてもいいのかもしれません。
より給料の高い職場で働くには
数多くのファッションデザイナーの求人が掲載されているため、個々に適した職場があるはずです。現在ファッションデザイナーとして働いている方も、現在よりも高い給料で働ける職場があるかもしれません。
アパレル・ファッション業界に特化した求人サービス〈READY TO FASHION〉では、ファッション・アパレル業界の求人を多数掲載しております。
ぜひ、興味を持った求人があれば応募してみてください!
調査概要
調査方法:READY TO FASHION掲載のデザイナー職に関する求人から算出。
調査日程:2023年4月5日
調査対象:READY TO FASHION掲載のデザイナー職に関する求人
サンプル数:171件
秋吉成紀(READY TO FASHION MAG 編集部)
ライター・編集者。1994年東京都出身。2018年1月から2020年5月までファッション業界紙にて、研究者インタビューやファッション関連書籍紹介記事などを執筆。2020年5月から、ファッション・アパレル業界特化型求人プラットフォーム「READY TO FASHION」のオウンドメディア「READY TO FASHION MAG」「READY TO FASHION FOR JINJI」の編集チームに参加。傍ら、様々なファッション・アパレル関連メディアを中心にフリーランスライターとして活動中。
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