店内にはグリーンをあしらったシューズウォールを設けるなど、公園のように誰もが立ち寄れるようにした
ドームが、日本総代理店を務める「アンダーアーマー」の改革を加速させている。4月に日本初の靴専門店を開設、新たな会員制度も始めた。今後は、プロパー品販売の直営店を増やし、MDの幅も広げる。
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「アンダーアーマーフットウェアパーク」を、ウィズ原宿1、2階に期間限定で出した(4月28日~9月10日)。店内には、サンダルにもなる「スリップスピード」やカーボンプレート搭載のランニング靴など、約50型を揃える。現在、靴の売り上げ構成比は15%(国内)。同店を拠点に靴の認知を高め、ブランド全体の売り上げを引き上げながら早期に25%にする。
4月6日には新たなメンバーシッププログラム「UAリワード」を始めた。購買機能を備え、体験イベントへの参加などでポイントがたまる専用アプリだ。28年3月までに計約80万人に会員を増やす。
現在4店のプロパー品を扱う常設直営店も強化する。年間数店舗のペースで264~330平方メートル規模の店舗を出す。MDも見直す。トレーニングに偏っていた製品展開を改め、24年春夏からはオフでも着られるカジュアル製品を拡充する。
ドームは昨年、伊藤忠商事の傘下となり、同社から派遣された北島義典代表取締役CEO(最高経営責任者)の下、改革を進めている。北島氏は「社員のスポーツ愛は強く、成長のポテンシャルは高い。ここに伊藤忠の〝経営魂〟を注入する」と話す。
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