「パタゴニア(Patagonia)」が、同社の定番商品である「スナップTプルオーバー」のデザインを盗用されたとして「ギャップ(GAP)」を2022年11月に告発していた訴訟が、和解に至ったと「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion)」などの複数の海外メディアが報じた。
パタゴニアは、ギャップがフラップポケットと胸元の山脈を描いた長方形の「P-6」ロゴを模倣したフリースジャケットを故意に無許可で販売し、顧客にパタゴニアの製品であると誤認させ購入させることを目的にしていると主張。ギャップはこの主張を否定し、パタゴニアが訴訟を起こすまでに時間がかかりすぎていると提出書類で陳述し、加えて、スナップTプルオーバーフリースのデザインは、「エルエルビーン(L.L.Bean)」などの他社も同様のデザインのアイテムを販売しており法的に保護されていないパブリックドメインであるという裁判所の判断を求める反訴も申し立てていた。
ADVERTISING
両社は5月30日、和解に達し、請求を取り下げることに同意したと裁判所に提出。31日付で本訴訟は却下された。和解条件は明らかにされておらず、両社の広報担当者はコメント要請に応じていないという。
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング