Highsnobiety 公式サイトより引用
ドイツ・ベルリン発のウェブメディア「ハイスノバイエティ(Highsnobiety)」が、従業員の約10%にあたる24人を解雇したとイギリスを拠点とするファッションメディア「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion、以下BoF)」が報じた。
ハイスノバイエティは、創業者のデイビッド・フィッシャー(David Fischer)がストリートウェアやスニーカー、メンズファッションに特化したブログとして2005年にスタート。出版部門に加えてクリエイティブエージェンシー事業やEコマースを中心とした小売業を展開しており、今年2月には美容に特化したバーティカル専用サイトを新たに開設した。
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経営を巡っては、ドイツの大手ファッションECサイト「ザランド(ZALANDO)」が株式の過半数を2022年に取得。フィッシャーはハイスノバイエティの少数株主となり、出版および代理店事業はザランドから独立した事業として継続している。
BoFは、経済状況が厳しいことから、コスト削減の一環として今回の解雇に至ったと報道。編集、商業、データ & マーケティング部門と、同社のクリエイティブ・エージェンシー HS+が解雇の対象となった。なお、ベルリンで6月に予定されていたハイスノバイエティ初の常設旗艦店のオープンは、2023年末に延期されているという。
メディア業界では、今年4月にニューヨーク発のカルチャー誌「ペーパーマガジン(Paper Magazine)」が編集部全員を解雇したほか、カルチャー誌「VICE」や「i-D」などを発行する米VICE Mediaが5月に破産申請を行うなど、厳しい経営状況が続いている。
■Highsnobiety:公式サイト
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