Paper Magazine 公式サイトより引用
ニューヨーク発のカルチャー誌「ペーパーマガジン(Paper Magazine)」が、編集部全員を解雇したとアメリカの広告業界誌「Adweek」が報じた。20〜30人のフルタイムの編集者やライターが対象となっているという。
ペーパーマガジンは、ジャーナリストのキム・ハストライター(Kim Hastreiter)とデイビッド・ハーシュコヴィッツ(David Hershkovits)が月刊誌として1984年に創刊。2014年の「#BreakTheInternet」号では、シャンパンボトルを手にした半裸のキム・カーダシアン(Kim Kardashian)を表紙に起用し、大きな話題を呼んだ。2017年には、コンデナスト社の幹部を務めていたトム・フロリオ(Tom Florio)が設立したENTtech Media Groupに会社を売却。ドリュー・エリオット(Drew Elliott)が編集長に就任したが、2019年10月に同職を退職し、ペーパーマガジンのデジタルチーフだったジャスティン・モラン(Justin Moran)が後任を務めている。
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2020年以降は、コロナ禍の影響により雑誌の発刊を休止。デジタルコンテンツは引き続き展開してきたが、パンデミックによる広告収入の減少により資金繰りが悪化したことで解雇に至ったと見られている。Adweekの報道によるとレイオフは4月28日から開始され、モランはプロジェクトの終了まで会社に残るという。ペーパーマガジンの公式サイト、およびソーシャルメディアは現在も閲覧できる状態となっているが、編集長のモランは同誌に関するストーリーズをインスタグラム上でシェアしており、サイトの閉鎖を示唆している。
■Paper Magazine:公式サイト
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